黒いオルフェ
1960年公開(仏)[監督]マルセル・カミュ[出演]プレノ・メロ。マルペッサ・ドーン。ルールディス・デ・オリヴィラ(他)

カーニバルに湧くリオの街並み。この次回オリンピック開催地を一言で言い表せば“活気”だ。圧倒される。サンバのリズムと旋律に。
熱気迸るこの街に、従姉セラフィーナを尋ねて田舎からやって来たユリディスだった。が、彼女が仮面の男を恐れる理由が最後まで判らなかった。ギリシャ神話だと後で知る。
といったことで、改めて顧みれば、
①このような雰囲気の中に、よくぞこのようなギリシャ神話を挿入したものと、その発想に新鮮味を感じる。
②ブラジル映画かと思っていたら、フランス映画であったのに吃驚。
なれど、恥ずかしながら、マルセル・カミュ監督の名を初めて知る。 あのサンバとサッカーの国ブラジルを舞台にして、このようなファンタスティックな内容を融合させた演出に感心する。
③アマチュアの出演者が多いようだが、死神を初めとして、そういう感はあった。がよく考えれば、それが返ってこの作品に合っていたのかもしれぬ。ラストの子供達に“希望”を感じたもの。
これも、論理的に考えるのは禁物。感性、感覚で観る映画と思う。

カーニバルに湧くリオの街並み。この次回オリンピック開催地を一言で言い表せば“活気”だ。圧倒される。サンバのリズムと旋律に。
熱気迸るこの街に、従姉セラフィーナを尋ねて田舎からやって来たユリディスだった。が、彼女が仮面の男を恐れる理由が最後まで判らなかった。ギリシャ神話だと後で知る。
といったことで、改めて顧みれば、
①このような雰囲気の中に、よくぞこのようなギリシャ神話を挿入したものと、その発想に新鮮味を感じる。
②ブラジル映画かと思っていたら、フランス映画であったのに吃驚。
なれど、恥ずかしながら、マルセル・カミュ監督の名を初めて知る。 あのサンバとサッカーの国ブラジルを舞台にして、このようなファンタスティックな内容を融合させた演出に感心する。
③アマチュアの出演者が多いようだが、死神を初めとして、そういう感はあった。がよく考えれば、それが返ってこの作品に合っていたのかもしれぬ。ラストの子供達に“希望”を感じたもの。
これも、論理的に考えるのは禁物。感性、感覚で観る映画と思う。