1975年公開邦画 My Best 10
【1】[まえがき]

【この年の思い出】
右の1975 Diary。
裏表紙は昭和50年だ。
ページを捲る。
3月27~28日=仙台出張。
前年のオイルショックと関連する仕事。
「新幹線大爆破」はこの年の映画だが、大阪→東京は利用したが、東北新幹線は無かった。
上野発の夜行列車降りてみたけど、仙台駅は闇の中…な~んちゃって、所要時間=4時間。
東京までの時間を加えると、8時間を超えていた。
仕事を終えて、歩む青葉通り~広瀬川。
伊達政宗像にも会ったなぁ。
頑張って居られる現地の皆様、お元気でよいお年を!。
========================
【2】
My Best 10【各画像クリックで本文】
第1位
「ある映画監督の生涯 溝口健二の記録」

溝口ワールドにメスを入れる新藤監督の眼鋭し。
多くの俳優が語る体験談は、才長けた監督だったと立証する。人間溝口健二の人となりも偲べる。
個人的には、カメラ長回しの元祖と尊敬している。この際、僅かの凡作は無視したい。
秀作My Point=82
第2位
「金環蝕」
架空の物語乍ら、無くならぬ政党派閥。ゲンナマ合戦。蔭に繋がる資金源。親方日の丸企業との癒着。暗躍する政治新聞。官僚夫人の欺瞞。犠牲になる官僚。等が、料亭。クラブ。ゴルフ場等を舞台に展開。現実世界を見直させる。
流石社会派の重鎮、山本薩夫監督。
秀作My Point=81
第3位
「新幹線大爆破」
派遣労働者の悲劇は、現在を見詰め直させる。作り話を感じたり、あまり感心せぬ場面も散見するが、なかなか面白い。
クロス・カッティグの多様による緊迫感、臨場性は相当のもの。所詮映画は娯楽が本位。その観点に立脚すれば一級の娯楽作品だ。
力作My Point=75
第4位
「男はつらいよ 寅次郎相合い傘」
圧巻は、リリーが寅さんに切る名啖呵。上品な女性が多いマドンナの中にあって、リリーだけは例外。
そんな彼女を車寅次郎はこよなく愛す。
喧嘩の後で、何も言わずにリリーに差し出す相合い傘。この第15作の白眉である。
佳作My Point=74
第5位
「青春の門」
筑豊炭田を背景に始まるこの大河物語は、大正七年に始まり、太平洋戦争。日本の敗戦。朝鮮動乱の勃発。と激動の昭和に続く。
こってりした味の中に、若者の悩みと成長をヴィヴィッドに描いて、雄大。
【未レビュー本文なし】
佳作My Point=72
第6位
「男はつらいよ 寅次郎子守唄」
見方を変えればこの第14作の主役は赤ん坊かもしれない。
「八日目の蝉」を思い出した。たとえ養う義務のない子でも、日々の世話を通じて愛情が湧いてくるというものだ。
今回は大いに笑わされる。人間は感情の動物。喜怒哀楽の繰り返しが人生なのだ。
佳作My Point=72
第7位
「男はつらいよ 葛飾立志篇」
“勉強”ということについて考えさせられる。
「何のために勉強するか?」に、「己を知るため」と言い放つトラさん。「どういうこと」に対し、「自分は何のために生きているのか」とぶつ裏側で、「人間は考える葦」の葦→足で噴き出す。
佳作My Point=72
第8位
「昭和枯れすすき」
これは完全に演歌の世界。うら悲しい主題歌が全編を覆う。刑事の兄が、落ちぶれていく妹に示す愛情が屋台骨。此処までの兄妹愛が現代社会にあるかな?。
人間、人情について感じ入る。現在の価値観からは古色蒼然。だが映画はその時代を反映する。時は流れる。
佳作My Point=72
第9位
「潮騒」
5度作られた三島由紀夫原作の映画。これは西河克巳監督/三浦友和&山口百恵主演の第4作。リアルだった。モモエちゃんファンの長女と一緒に見た映画館。今、老人マンションを建設中。他には、当時サユリストだった私は第2作も見ている。
【未レビュー本文なし】準佳作My Point=69
第10位
「絶唱」
西河克巳/三浦友和&山口百恵トリオ全盛期だった。
これも3度作られている純愛物語。
当時の私のノートは、「うーん!」の3文字のみで終わっていた。悲愴…壮絶すぎるものねぇ。
【未レビュー本文なし】準佳作My Point=69
=====【完】=====

【この年の思い出】
右の1975 Diary。
裏表紙は昭和50年だ。
ページを捲る。
3月27~28日=仙台出張。
前年のオイルショックと関連する仕事。
「新幹線大爆破」はこの年の映画だが、大阪→東京は利用したが、東北新幹線は無かった。
上野発の夜行列車降りてみたけど、仙台駅は闇の中…な~んちゃって、所要時間=4時間。
東京までの時間を加えると、8時間を超えていた。
仕事を終えて、歩む青葉通り~広瀬川。
伊達政宗像にも会ったなぁ。
頑張って居られる現地の皆様、お元気でよいお年を!。
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【2】
My Best 10【各画像クリックで本文】
第1位
「ある映画監督の生涯 溝口健二の記録」

溝口ワールドにメスを入れる新藤監督の眼鋭し。
多くの俳優が語る体験談は、才長けた監督だったと立証する。人間溝口健二の人となりも偲べる。
個人的には、カメラ長回しの元祖と尊敬している。この際、僅かの凡作は無視したい。
秀作My Point=82
第2位
「金環蝕」

流石社会派の重鎮、山本薩夫監督。
秀作My Point=81
第3位
「新幹線大爆破」

クロス・カッティグの多様による緊迫感、臨場性は相当のもの。所詮映画は娯楽が本位。その観点に立脚すれば一級の娯楽作品だ。
力作My Point=75
第4位
「男はつらいよ 寅次郎相合い傘」

そんな彼女を車寅次郎はこよなく愛す。
喧嘩の後で、何も言わずにリリーに差し出す相合い傘。この第15作の白眉である。
佳作My Point=74
第5位
「青春の門」

こってりした味の中に、若者の悩みと成長をヴィヴィッドに描いて、雄大。
【未レビュー本文なし】
佳作My Point=72
第6位
「男はつらいよ 寅次郎子守唄」

見方を変えればこの第14作の主役は赤ん坊かもしれない。
「八日目の蝉」を思い出した。たとえ養う義務のない子でも、日々の世話を通じて愛情が湧いてくるというものだ。
今回は大いに笑わされる。人間は感情の動物。喜怒哀楽の繰り返しが人生なのだ。
佳作My Point=72
第7位
「男はつらいよ 葛飾立志篇」

「何のために勉強するか?」に、「己を知るため」と言い放つトラさん。「どういうこと」に対し、「自分は何のために生きているのか」とぶつ裏側で、「人間は考える葦」の葦→足で噴き出す。
佳作My Point=72
第8位
「昭和枯れすすき」

人間、人情について感じ入る。現在の価値観からは古色蒼然。だが映画はその時代を反映する。時は流れる。
佳作My Point=72
第9位
「潮騒」

【未レビュー本文なし】準佳作My Point=69
第10位
「絶唱」

これも3度作られている純愛物語。
当時の私のノートは、「うーん!」の3文字のみで終わっていた。悲愴…壮絶すぎるものねぇ。
【未レビュー本文なし】準佳作My Point=69
=====【完】=====