危険なささやき

シュカス(アラン・ドロン)は、かって敏腕刑事だったが、今は相棒のタルボン(ミッシェル・オークレール)と、探偵事務所を作っている。今日の来訪者は「蒸発した娘を捜して欲しい」との中年婦人だった。ということで、シャーロックホームズ、フランス版といったような内容が展開される。
が、此処も“静”より“動”。カーチェイスもある。「質問は三度だけ」という、このジャンルでは、よく用いられる台詞もある。秘書とのお色気シーンも鏤めつつ、娯楽性は満点に近い。
が、所詮は観ている間だけは楽しく、面白い。という作品。ご多分に漏れず、どんなピンチが訪れようとも、アラン・ドロンは絶対に死なない。と分かっているから、迫真性に欠けるのはやむを得ないところ。
【私の評価】凡作といえばお叱りを受けるか?。
【私の好み度】①好む。②好む方。③普通。④嫌な方。⑤嫌)】→③。
1981年(83公開)(2011/8/9TV録画観賞=初見).仏[監督]アラン・ドロン[撮影]ジャン・トゥルニエ[主な出演者]アラン・ドロン。ミッシェル・オークレール。アニク・アラーヌ。アンヌ・パリロー。ダニエル・チェカルディ[原題]POUR LA PEAU D'UN FLIC[上映時間]1時間45分。