雲の上団五郎一座 1962年.東宝
いゃ~昔懐かしくて嬉しい映画だ。終戦後の名だたる喜劇陣総動員といえそう。茶川一郎なんて名前を聞くと懐かしくて。藤田まことは医者役だったか。出演していないのは古川緑波と横山エンタツ…ぐらいかな?。
フランキー堺がいやに目立つ。船上で一座の面々に一席ぶつ威勢良さ、稽古シーンの厳しさ等々。
対照的に描かれる花菱アチャコも傑出。「なんやあの芝居は!」と貫禄たっぷりの頑固一徹ぶり。

二人に比べて主役のエノケンさんこと榎本健一のおとなしさがちょっと気になる。でも泣き出しそうに「いい芝居ですね~」と呟くように言うところなど流石巧い。
ほかでは、三木のり平も佳い味を出していた。
これら喜劇陣で繰り広げる数々の芝居は楽しい。ラストのカルメンは圧倒的だった。

原作が「君の名は」の菊田一夫だったか。終戦直後のラジオドラマ「鐘の鳴る丘」を思い出すなぁ。未だに主題歌を諳んじてる。この映画が楽しい筈や。
監督の青柳信雄。「愛の砂丘」(1953年)には痺れた。劇場で見た「ならず者」(1956年)三船敏郎の顔が今も残る。同年の「サザエさん」は江利チエミが。でもこの映画が彼の最高傑作や。
いろいろな昔の思い出も序でに思い起こさせてくれる「雲の上団五郎一座」であった。
フランキー堺がいやに目立つ。船上で一座の面々に一席ぶつ威勢良さ、稽古シーンの厳しさ等々。
対照的に描かれる花菱アチャコも傑出。「なんやあの芝居は!」と貫禄たっぷりの頑固一徹ぶり。

二人に比べて主役のエノケンさんこと榎本健一のおとなしさがちょっと気になる。でも泣き出しそうに「いい芝居ですね~」と呟くように言うところなど流石巧い。
ほかでは、三木のり平も佳い味を出していた。
これら喜劇陣で繰り広げる数々の芝居は楽しい。ラストのカルメンは圧倒的だった。

原作が「君の名は」の菊田一夫だったか。終戦直後のラジオドラマ「鐘の鳴る丘」を思い出すなぁ。未だに主題歌を諳んじてる。この映画が楽しい筈や。
監督の青柳信雄。「愛の砂丘」(1953年)には痺れた。劇場で見た「ならず者」(1956年)三船敏郎の顔が今も残る。同年の「サザエさん」は江利チエミが。でもこの映画が彼の最高傑作や。
いろいろな昔の思い出も序でに思い起こさせてくれる「雲の上団五郎一座」であった。