忠臣蔵 暁の陣太鼓

今日は討ち入りの日。放映番組を捜したが、討ち入りを実兄中継方式にした50分程度のものがあるだけ。日本人の価値観が刻々と変わりつつあるを痛感する。よって今日は録画しておいて未見の1本を鑑賞したのが本作品。所謂外伝もの。
高田馬場や、俵星玄蕃が主役で、赤穂浪士は最後にちょっぴり登場するのみ。目線を変えた外伝もまた面白かった。惜しむらくは、主人公の中山安兵衛に扮する森美樹が、イメージに合わない。森美樹は、この年、今はMovixになっている京都松竹座で観た「蛍火」でも坂本龍馬を演じていたが薄い印象だった。
と書いて思い出したが、あの高倉健でさえ、1994年に劇場鑑賞した「四十七人の刺客」の大石は似合わないような気がちょっとした。その役柄に似合う、似合わないはあるものだ。映画を撮るに当たって、監督が俳優を選ぶ理由も茲にあるのだろう。
肝心の此の映画の感想だが、要領よく纏まっている。が、特に取り立てて述べる事柄が見つからぬ。可も無し不可も無しといったところである。
【私の評価】中の中。
【私の好み度(①好む。②好む方。③普通。④嫌な方。⑤嫌)】→③。
1958年(2011/12/14TV録画観賞=初見).日(松竹)[監督]倉橋良介[撮影]広田影三[音楽]斎藤一郎[主な出演者★=好演☆=印象]森美樹。☆瑳峨三智子。☆近衛十四郎。河野秋武。川口のぶ。明石潮。佐乃美子[上映時間]1時間38分。