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夏八木勳さんを偲び一筆

 夏八木勳さん追悼番組を見た。惜しまれつつ先月永眠された。出演作品は数十本見ている。がその多さに改めて驚嘆。映画ドラマ併せて約300本。その殆どが助演である事を再認識する。

 助演とはいえ個性は強烈。主演者に強い影響力ある役柄が目立った。一例を挙げれば「剣岳 点の記」の行者役。主演の浅野忠信に残した謎の言葉「雪を背負って登り、雪を背負って降りよ」は、この映画の骨格とさえ云えるのではないだろうか。

 番組のメインであるTVドラマ、まばたきで“あいしています”は、珍しくも主演。人生について学ぶものが多々あった。
 簡単ながら、夏八木勳さんを偲び一筆啓上。合掌。
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三國連太郎さんを偲んで

 光陰矢の如し。
 三國連太郎さんが永眠されて早や1ヶ月近く経とうとしている

 1951年、「善魔」でデビャー後、62年間に出演された作品は夥しい。200本近い中で、四十数本見ている。
 その中から特に印象深い作品を抜粋、
 追悼の誠を捧げたい。

①「善魔」(1951年)

 このデビュー作。本名がその儘芸名になったのは周知の通り。

 若い新聞記者役だったが、既に大器の片鱗を感じた。
 殊に、久能山での桂木洋子との逢引きシーンは新鮮。
 私も若い頃旅した場所だけに忘れられぬ。

②「本日休診」(1952年)

 「気をつけ~!。頭(カシラー)中(ナカッ!)」。
 壇上で指揮する勇作は戦争のトラウマを背負っていた。
 勇作に扮する三國連太郎、デビューの翌年早くも名演。
 その影に、三國さんご自身の体験が見え隠れするように思えた。

③「異母兄弟」(1957年)

 この映画の役に徹するため、歯を抜かれたことも著名。
 それには先輩が居た。「楢山節考」の田中絹代さんである。
 彼女と共演するに当たって、薫陶を受けられたのではなかろうか?。
 何れにしても凄い両雄ではある。

④「夜の鼓」(1958年)

 地味な作品ながら今も深い印象を宿す。
 江戸時代。長い参勤交代を終え帰省した武士が、留守中に妻が姦通していた事を知る。
 不義密通は死罪が掟。(溝口健二監督「近松物語」の、おさんと茂兵衛を思い出す)。

 泣く泣く妻を斬る悲しみと、こんな行為をさせた封建社会への抗議がに交錯する。
 三国蓮太郎は彼最高の出来と。当時のノート(画像)にあり。

⑤「飢餓海峡」(1964年)

 これは正に「レ・ミゼラブル」日本版。

 日本のジャン・バルジャン、樽見京一郎に扮する三国連太郎。
 握り飯を食べる八重を見て、ゴクンと生唾を飲み込む迫真の演技が忘れられぬ。

⑥その他の作品群の中より。

 渾身の演技が全編に漲っていた「利休」(1989年=画像)や、

以下、年代順に、
 「ビルマの竪琴」(1956年)。
 「神々の深き欲望」(1968年)。
 「八甲田山」(1977年)。
 「復讐するは我にあり」(1979年)。
 「息子」(1991年)。
 「北辰斜にさすところ」(2007年)年。
等に於ける三国さんが印象深く残っている。

⑦特記事項。

⑦-1.
 三国さん自ら脚本・監督された唯一の作品。「親鸞 白い道」(1987年=画像)は、難解な作品だったが、親鸞とその宗教に心髄された三国さんの武者震いが聞こえそうだった。

⑦-2.
「釣りバカ日誌」シリーズ(1988~2009年)全20作品で演じられた鈴木建設社長;鈴木一之助ことスーさんのとぼけた味技も捨て難いものがある。

⑦-3.
 ドラマにも数多く出演されている。「老いてこそなお」(2004年)など晩年の枯れた味は、円熟の極みを伺わせるものがあった。


 晩年、ご子息の佐藤浩市さんを称し「まだまだ」と叱咤激励されていたことも思い出される。

 名優の一人がまたこの世を去った。

 昭和は益々遠くなって行く。

公開年別MyBest第52回=1975年洋画

第1位
「ハリーとトント」
                【各画像クリックで本文↓】
▼孤独な老人にとって、ペットは最高の癒し。犬と猫との差こそ在れ、体験者の私は、トントと一心同体のハリーが解る。
▼半世紀ぶりに再会した元高校教師と元ダンサー。自然に組み合い踏むステップ。心の青春は宝物。
▼若者は若者同士が自然。一人になったハリーにトントが囁く。「ボクが付いてるニャン」。
▼忘れ得ぬサンタモニカの海辺。ロードムービーはキラキラ光る宝石箱だ。



第2位
「デルス・ウザーラ」

▼黒澤映画だがソ連映画。外国映画の部類に入る。
▼デルスは言う。「小屋に燐寸と米と塩を残せ。人死なない」。森の動物も人。アルセーニエフを救ったのはその美しい心だ。
▼アムール虎に怯えるデルス。家を箱と称するデルス。自然の摂理に生き抜いたデルス。
▼自然への畏敬の念を、祈る想いで謳い上げた黒澤明監督に拍手!。



第3位
「ゴッドファーザーpartⅡ」

▼父とは違う手法を目指マイケルが新鮮。世の変化に追従し得ぬマフィアへの風刺もチラリ
▼舞台は広大。ニューヨーク。ラスベガス。キューバ革命下のハバナ。そして一族の故郷、シチリアのコルレオーネ村。
▼繰り返される裏切りと、惨劇と、決別。勝利の影に、断ち得ぬ肉親の絆。
▼自分の意志や、信念や、考え通りに事成らず。人、それを宿命と呼ぶ。



第4位
「ルシアンの青春」

▽ルシアンの青春を悼む。
▼理解出来るレジスタンス加入の動機。志望を拒絶された運命の何と皮肉。
▼ナチスの手先と成り果てた中に、神様は居た。
▼フランスとの出会い。人生最高の時だった逃亡先スペインでの短い日々。
▼凛々しく、男らしく、勇ましい生涯だった。
△ルシアンの青春を悼む。



第5位
「ザッツ・エンタテインメント」

▼一口で言い表せば、陶酔か。ミュージカルって、こんなに楽しい。こんなに華やか。これは歌と踊りの玉手箱。
▼フレッド・アステアと、ジーン・ケリー。宿命のライバルに、ビング・クロスビーが割って入る。
▼華を添えるは、ジュディ・ガーランドに、デビー・レイノルズ。数え切れないスタア連。
▼これは正に満天に鏤められた煌めく星座だ。



第6位
「チャイナタウン」

▼殺伐とした雰囲気の中で、巧みに解きほぐされていく真相。
▼ジョン・ヒューストン・ワールド「マルタの鷹」が、ロマン・ポランスキー・ワールドに融け込んだよう。
▼1930年代の暗黒ムードが漂うチャイナタウンの凄さ。
▼鼻に傷を負った儘、ギテス探偵を演じきったジャック・ニコルソンの見事さ。



第7位
「JAWS ジョーズ」

▼「激突!」のタンクローリー車の不気味さを、そのまま人食い鮫に置き換えたよう。
▼女性の犠牲に始まる恐怖の数々。姿を見せぬ鮫の不気味さ。「白鯨」を想起する鮫との死闘。
▼テンポは快調。ブロディ署長から眺めた目線もまた良き哉。



第8位
「フロント・ページ」

▼「新聞記者は皆病気よ」調子よすぎる台詞の洪水。
▼ピアノのような大きな机。その中に死刑囚を隠すとは。

▼ジャック・レモンがよく目立ち、ビリー・ワイルダー監督が練りに錬る。
▼磨きは罹るも。観る時期が遅きに失した私が居た。



第9位
「オリエント急行殺人事件」

▼ポアロ探偵大奮闘。巧みな伏線5年前。
▼秘書、車掌、伯爵夫妻、侯爵夫人、召使い、セールスマン、私立探偵、英語教師に、軍人も。
▼数々の乗客と共に、誘発される豪華な旅。
▼それは忌まわしい殺人事件も和らげる。謎解きの楽しさを堪能させる。



第10位
「アリスの恋」

▼テーマは母親と息子の確執か。
▼それともエゴな男と弱き女の人間劇か。
▼善人デイヴィッドと、反抗するトム。狭間で揺れるアリスだが、不思議に湧かぬ同情心。
▼要因は彼女の弱そうな意志や、やや不可解な行動か。



=====【完】=====

追悼 大浜渚監督

 昨日(1/15)逝去された大島渚監督に哀悼の意を捧げます。
.....................................................
 斯界に実力を認められる監督だったことは論を待たない。
 が性と暴力が絡むその作風が、残念ながら私の好みに合わなかったのは残念。

 ということで私は大島監督の作品は2本しか見ていない。
 1本は、どこからか石のつぶてがヒューと飛んできそうな「青春残酷物語」。

 もう1本が「戦場のメリークリスマス」。
 これは秀作である。
 ハラ軍曹が呼びかけた「メリー・クリスマス,ミスター・ロレンス」。
 ロレンスが呟いた「戦争は勝っても苦しいものだ」。

 この二つの台詞が今も新鮮。胸に迫る。反戦の極地を極む。

 晩年、良く出て居られたTV番組があった。時々見ていたが、その作風からは想像出来ぬ実に明るい方だったのが印象に残る。

 合掌。

千石規子さんを偲びつつ

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 昨日(2013/1/10)の夕刊の片隅で、千石規子さんの訃報を目にした。記事は、昨年末27日に90歳の天寿を全うされたと告げていた。

 八十路を歩む私より10歳先輩。知って居られる方は少ないかもしれぬ。
 が、映画出演回数は60本を超えるだろう。日本映画界の貴重なバイ・プレーヤーとして欠かせぬ人だった。
 「喜劇 にっぽんのお婆あちゃん」の出演俳優など、名脇役は大勢居られるが、どちらんといえば地味な存在だった。

 でも私はその‘ジミーズ’な空気を好む。その少し甘味ある声帯と、平均的日本女性らしい顔立ちと、如何にも庶民的な雰囲気は、周囲の空気を和らげに足るものがあった。

 男優では志村喬と三船敏郎。女優では千石規子。黒澤映画にも欠かせぬ人だった。「酔いどれ天使」「静かなる決闘」「野良犬」「醜聞」「白痴」「七人の侍」「生きものの記録」。

 「酔いどれ天使」では飲み屋のぎんを演じられた。
 松永(三船敏郎)の遺骨を抱かえた彼女が呟いた台詞を私は忘れない。
 「6000円の葬式だけでは余りに可哀想」。
 思わず涙腺が緩んだものだった。

 「静かなる決闘」では看護婦るいに扮されていた。
 るいは恭二に聞く。「性欲もあるでしょう」と。その自然な演技は特筆ものだった。それに応えた恭二(三船敏郎)の長台詞と共に。

 名脇役ぶりは晩年まで健在だった。
 寅さんシリーズ最終作1995年の「男はつらいよ 寅次郎紅の花」では、 リリー(浅丘ルリ子)の母親役を演じて居られた。
 老人ホームで暮らす母に、リリーは尋ねる。
 「お母さん、一緒に奄美で暮らしてもいいんだよ」と。
 千石さんは応える。
 「いやだよ。私は暑いところは嫌いだよ」と。
 その横顔には深い年輪が刻まれていた。
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 2007年、「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」で演じられた病院の借家の老婆が出演の遺作となった。

 如何にもジミーズな千石さんらしく、こっそりと、嫌な暑いところではなくて、寒い師走の東京の空の彼方に旅立たれた、せんごく・のりこさん。であった。
 何卒、安らかにお眠りください。

 合掌。

1975年公開邦画 My Best 10

【1】[まえがき]


【この年の思い出】
右の1975 Diary。
裏表紙は昭和50年だ。
ページを捲る。
3月27~28日=仙台出張。
前年のオイルショックと関連する仕事。
「新幹線大爆破」はこの年の映画だが、大阪→東京は利用したが、東北新幹線は無かった。
上野発の夜行列車降りてみたけど、仙台駅は闇の中…な~んちゃって、所要時間=4時間。
東京までの時間を加えると、8時間を超えていた。
仕事を終えて、歩む青葉通り~広瀬川。
伊達政宗像にも会ったなぁ。

頑張って居られる現地の皆様、お元気でよいお年を!。


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【2】
 My Best 10【各画像クリックで本文】

第1位
「ある映画監督の生涯 溝口健二の記録」

溝口ワールドにメスを入れる新藤監督の眼鋭し。
多くの俳優が語る体験談は、才長けた監督だったと立証する。人間溝口健二の人となりも偲べる。
個人的には、カメラ長回しの元祖と尊敬している。この際、僅かの凡作は無視したい。
秀作My Point=82


第2位
「金環蝕」
架空の物語乍ら、無くならぬ政党派閥。ゲンナマ合戦。蔭に繋がる資金源。親方日の丸企業との癒着。暗躍する政治新聞。官僚夫人の欺瞞。犠牲になる官僚。等が、料亭。クラブ。ゴルフ場等を舞台に展開。現実世界を見直させる。
流石社会派の重鎮、山本薩夫監督。
秀作My Point=81


第3位
「新幹線大爆破」
派遣労働者の悲劇は、現在を見詰め直させる。作り話を感じたり、あまり感心せぬ場面も散見するが、なかなか面白い。
クロス・カッティグの多様による緊迫感、臨場性は相当のもの。所詮映画は娯楽が本位。その観点に立脚すれば一級の娯楽作品だ。
力作My Point=75


第4位
「男はつらいよ 寅次郎相合い傘」
圧巻は、リリーが寅さんに切る名啖呵。上品な女性が多いマドンナの中にあって、リリーだけは例外。
そんな彼女を車寅次郎はこよなく愛す。
喧嘩の後で、何も言わずにリリーに差し出す相合い傘。この第15作の白眉である。
佳作My Point=74


第5位
「青春の門」
筑豊炭田を背景に始まるこの大河物語は、大正七年に始まり、太平洋戦争。日本の敗戦。朝鮮動乱の勃発。と激動の昭和に続く。
こってりした味の中に、若者の悩みと成長をヴィヴィッドに描いて、雄大。
【未レビュー本文なし】
佳作My Point=72


第6位
「男はつらいよ 寅次郎子守唄」
見方を変えればこの第14作の主役は赤ん坊かもしれない。
「八日目の蝉」を思い出した。たとえ養う義務のない子でも、日々の世話を通じて愛情が湧いてくるというものだ。
今回は大いに笑わされる。人間は感情の動物。喜怒哀楽の繰り返しが人生なのだ。
佳作My Point=72


第7位
「男はつらいよ 葛飾立志篇」
“勉強”ということについて考えさせられる。
「何のために勉強するか?」に、「己を知るため」と言い放つトラさん。「どういうこと」に対し、「自分は何のために生きているのか」とぶつ裏側で、「人間は考える葦」の葦→足で噴き出す。
佳作My Point=72


第8位
「昭和枯れすすき」
これは完全に演歌の世界。うら悲しい主題歌が全編を覆う。刑事の兄が、落ちぶれていく妹に示す愛情が屋台骨。此処までの兄妹愛が現代社会にあるかな?。
人間、人情について感じ入る。現在の価値観からは古色蒼然。だが映画はその時代を反映する。時は流れる。
佳作My Point=72


第9位
「潮騒」
5度作られた三島由紀夫原作の映画。これは西河克巳監督/三浦友和&山口百恵主演の第4作。リアルだった。モモエちゃんファンの長女と一緒に見た映画館。今、老人マンションを建設中。他には、当時サユリストだった私は第2作も見ている。
【未レビュー本文なし】準佳作My Point=69


第10位
「絶唱」
西河克巳/三浦友和&山口百恵トリオ全盛期だった。
これも3度作られている純愛物語。
当時の私のノートは、「うーん!」の3文字のみで終わっていた。悲愴…壮絶すぎるものねぇ。
【未レビュー本文なし】準佳作My Point=69


=====【完】=====

1974年公開の日本映画 My Best9

【1】[まえがき]



【この年の思い出】

①[世界から]
 アメリカのインテル社が、8ビットCPU(i8080)を発表した。現在のパソコンのルーツを手繰れば、これこそハードの元祖といえよう。
 ハードが出来れば、ソフトが生まれる。ソフトの元祖は翌年になる。

②[日本から]
 前年のオイルショックが尾を引いた。値上がりと物不作は、右肩上がりの日本経済に歯止めを掛けた。

 トイレットペーパー売場に、買い物客が殺到した。原材料が石油製品の物資が高騰したのを思い出す。


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【2】
 My Best9【各画像クリックで本文】

第1位
「砂の器」

形はどのように変っても、親と子の宿命だけは永遠のものである」と結ばれたこの映画の時代から40年近く経つ。未だに社会の一部に残る偏見に、人間の業の重さを感じる。しかし、時を越え、如何に世相が替わろうとも、何度観ても飽きぬ映画。そして多分、10人中9人には愛されるであろうこの映画。それは名画だ。この『砂の器』は私の日本映画ベスト5本の中に入る。


第2位
「サンダカン八番娼館 望郷」

地球上で3番目に大きい島カリマンタン。太平洋戦争当時は英領ボルネオ島と呼ばれていたその東北端にサンダカンは在る。現在はマレーシア連邦サバ州に属すと思う。幼くして薄幸だったサキが、同じ定めの娘と共にサンダカンの娼館、八番館に売られたのは僅か12歳の時だった。。これはある過酷な女の一生でもあり、矛盾せる社会への抗議である。


第3位
「わが道」

事故当時、夫の身元がはっきり分かる書類を持っていたにも拘わらず、行方不明者扱いになっていた。関係部署に対しミノの怒りは爆発する。民間からも起こってきた応援のもと、ミノが勝訴するまでの迫真力は瞬きも許さぬ。関係諸官庁の不誠実な事件が絶えぬ現在、些かも色の褪せていない意欲作である。


第4位
「男はつらいよ 寅次郎恋やつれ」

娘にそっとお金を渡し「箪笥の衣料を適当に持って来た」。感極まる歌子。父娘和解の素晴らしさは続く。 「いや、何も君が謝る事はない。謝るのは多分私の方だろう。私は口べただから誤解される事が多くてな。私は歌子が信じた道を真っ直ぐに歩んでくれた事が嬉しくて、ほんとうに嬉しくて……」ここで遂に絶句する父親。 父親目線で見ている私も泣いてしまった。宮口精二の名演で、実に感動的なシークェンスに仕上がっている。


第5位
「竜馬暗殺」

「えじゃないか」の行列。等々。カットとカットの繋ぎが荒々しく感じる。竜馬が天下国家を論じる場面は殆ど無い。寧ろ幡との戯れに現を抜かす場面に力点を感じる。右太と昇った近江屋の屋根が平和の一瞬だったかもしれない。「竜馬も人並みな人間だった」と主張しているようにも見えたこの映画である。


第6位
「華麗なる一族」

官庁中核職に在る長女の夫を利用する大介の背に、戦国時代武将の蔭が宿る。次男銀平は関西財界の息子と、恋人のいる次女まで、総理甥と見合させるその魂胆。こんな中で、何故か鉄平に冷い大介の謎を明らかにしていくプロセスと盛り上げが鮮やか。物語は、鉄平が命を賭けた高炉の事故をクライマックスとして、悲劇の道へ。奢る平家久しからず。の教訓が姿勢を正す。[


1975年12位

第7位
「男はつらいよ 寅次郎子守唄」

「子守唄」という副題は唐津の出来事で名付けられた。見方を変えればこの第14作の主役は赤ん坊かもしれない。  前作「恋やつれ」では泣かされたが「子守唄」では大いに笑わされる。人間は感情の動物。喜怒哀楽の繰り返しが人生なのだ。 寅さん映画は、“泣き笑い”の人生以外に、“愛”を中心に、人間と人生を考えさせても呉れる。人間は考える葦であると。只の喜劇でない所以が此処にある。  赤ん坊が縁で寅さんと親しくなる看護師のマドンナ十朱幸代さん。この作品では溌剌としている。 



第8位
「赤ちょうちん」【本文なし】

自己の心に正直に発言すれば、こういう映画は好きではない。
遊興的、退廃的、消極的、とでも言おうか…。

だが憎いことに映画としての作りは上手い。
♪神田川が活きる。
そして何よりも秋吉久美子が適役。活き活きとしている。
ポルノ路線から目覚めた日活の横顔が垣間見られる。



第9位
「狼よ落日を斬れ/風雲篇・激情篇・怒濤篇」【本文なし】

話は、江戸と、京都を繋ぐ。新選組。人間、沖田総司。鳥羽伏見の戦いから、上野、彰義隊へ。滅びの美学は尚も続く。西南戦争勃発で、舞台は鹿児島へ。西郷隆盛の最期まで。波乱の幕末から明治初期を生きた二人の男。虎之助と半次郎の生き様は凄い迫真力で迫り来たる。


=====【完】=====

1974年公開の外国映画 My Best10

【1】まえがき

 イタリア映画界、二人のの巨匠、ヴィトリオ・デ・シーカ監督と、ピエトロ。ジェルミ監督が、この年にこの世を去られている。
 お二人の作品の中で、真っ先に思い出すのは、それぞれ、「自転車泥棒」。「鉄道員」である。

 残念ながら、この年のMyベスト10にイタリア映画は無い。
 その代わりにフランス映画がヨーロッパ映画を代表して5本入る。1位と3位作品を除いての上位独占は我ながら壮観。
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【2】 My Best10【各画像クリックで本文】

第1位
「スティング」

あっと言わせるそのラスト!最後まで洒落た演出冴え渡る。斜線の画面切り替えや、円形の画面絞りで、先へ先へと話は進む。雰囲気を醸し出す雨もそっと影からお手伝い。「さしもの殺し屋も女子トイレ迄は・・」の慧眼には参った、参った。


第2位
「少女ムシェット」

遙かに鐘の音が聞こえた。音楽は何処で聴いたのだろう?。と思っていろ内に、突然ホッペを叩かれたような!ラストで聴いた。此の映画は何を訴えて居るのか?。それは各人で考えよ。と言って居るのかも知れない。小津映画によく見られるように。


第3位
「ペーパー・ムーン」

この映画は、私が嫌う社会悪。その末席付近に座するペテン師の世界を描いている。9歳の少女は煙草まで吸うではないか。何か関連するような匂いもする。然し乍ら、この映画に嫌悪の念は湧かなかった。


第4位
「パピヨン」

5年の独房刑を終えたパピヨンは白髪になっていた。長い間に培われたルイとの友情。孤島からの脱出を計るパピヨンとの別れ。男同士の慟哭が脈々と伝わる。パピヨンの生への執着。自由への渇望に、尊敬の念さえ湧いてくる映画だった。夢と希望は失ってはならぬ。と、、。


第5位
「暗黒街のふたり」

恋人ルシーを脅迫する刑事に、怒り爆発したドーノの手は、刑事の首を絞めていた。前科者の烙印が結果を決定的にして居た。「17世紀の遺物ギロチンが未だに使われている古さ」を指摘した女性弁護士の言葉だけが強印象を残した。この映画の数年後、フランスは死刑廃止国となった。


第6位
「狼は天使の匂い」

紅葉酣の季節も近い。この映画も湖畔の紅葉が綺麗。過去の映画で最も印象に残るは1956年2月26日SY京映のパナビジョン・スクリーンに映えた「ハリーの災難」。こんな美しい紅葉画面をその後も見た事が無い。が、映画の紅葉は、ただ美しいだけでは駄目。「あゝ野麦峠」(79)で、「兄さ、飛騨が見える」背の妹最後の言葉に嗚咽するような紅葉でないと。チャーリーとトニーが籠もる紅葉の小屋に悲愴美を感じた。


第7位
「戒厳令」

同じ題名の話題作が同じ年に作られた。珍しいことだ。片方は日本映画。仏伊合作のこちらは、米国では作り得ない作品だ。といってもギリシャの匂いがする。監督が、かって東西大国の狭間で揺れた地中海の某国が背景の「Z」を撮ったコスタ・ガヴラスだった。「8月、南米は冬である」で始まるこちらの背景は、1970年、ウルグアイの首都モンテビデオ。話は戒厳令が敷かれた月曜日に始まり、悲劇の日曜日に終わる。


第8位
「華麗なるギャッビー」

何度も現れる広告塔の眼鏡が高級車のヘッドライトに変わる。車の左側は破損していた。高級ホテルのような豪華な屋敷。これ見よがしと衣裳を競う男女が繰り広げるゴージャスなパーティ。その末路は哀れなものだった。一人の女性と二人の男性が不慮の死を遂げる。「友情は生きている間だけ。死ねば終わり」の呟きがこのような伏線になっていたとは。


第9位
「追憶」

愛の結晶誕生後の離婚。愛のみでは結婚は成り立たず。こんな哀しい法則をこの映画は説得しようとするのだろうか。それでも二人のあのラスト。私には痛いほど理解出来る。


第10位
「叫びとささやき」

自分に偽り無く、正直に吐露すれば、こういう映画は好みではない。‘映画は自分が楽しむもの 好き嫌いは各人の自由であり 特権である’と云われた双葉十三郎さんのお言葉が、また思い出される。[私の評価]う~んッ!何と云いましょうか?。


=====【完】=====

1973年公開日本映画My Best 7

【1】[まえがき]

 半世紀以上日記を書き続けている。それが何になると思う時もある。が身に滲み付いた習慣。一生続くだろう。
 この年の日誌をパラパラと捲る。12月20日~25日東北に出張している。
 オイルショック発生に伴う担当計画延期の為、仙台の役所通いだった。
 38年後に大震災が起こるなど露知らず。青葉通りは平穏そのものに見えた。
 だが、内情は物不足となり、トイレットペーパーが高騰した事を思い出す。
 この年の公開邦画は辛うじて7本だけ観ている。が、リアルタイム鑑賞作品は少ない。



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【2】My Best7【各画像クリックで本文】

第1位
「戦争と人間(第三部)完結篇」

 冒頭近くの生々しい実録フィルムが、当時の中国の首都南京で起こった残酷極まる事実を証明している。幾千の劇映画を以てしてもこの実写を超える訴えは出来ない。身も凍るようなこの撮影フィルムを見て、この作品の目的は達したと私は思った。日本は反省している。が、中国は未だに許してくれないのか。恩讐を超え共存共栄何時の日戻るや。


第2位
「恍惚の人」

 世の中は今や核家族化し車社会に変貌。運転免許証を持たぬ老人は買い物も厄介。若人が郊外に移る我が街は映画館も2010年には姿を消した。やたらに目立つは老人介護車。
 こんな惨状をテーマにした映画が39年前に出来たのは驚異と思う。 
嫁と舅の火花散る熱演は、今は「こちら」に変わっている模様だが、かってTVからよく聞えて来た「凄~い」そのものだった。
 遥か昔の1940年に「小島の春」でハンセン病問題を世に問うた豊田四郎監督。思えば常に社会が抱える課題に挑戦した人であった。



第3位
「男はつらいよ 寅次郎忘れな草」

 この年、男はつらいよシリーズは3本も公開された。寅さんの全盛時代だった。
 リリーと寅さん。ピッタリと息が合う。これも似たもの同士だからこそ。
 「寅さんに初恋した」と言っていたリリーが結婚。寅さんは北海道へ。「働きましょ」と元気よく。
 “わすれな草”の意味は途中で分かる。その意味深長。単純なものではない。



第4位
「男はつらいよ 寅次郎夢枕」

 「人は誉め合ってこそ向上する」ご前様の言葉が味わい深い。
 寅さんの縁談話で、趣味=旅行。職業=出版関係。学校=実力主義。は傑作。
 しぶ柿と大根干し風景に、ヴィヴァルディの「秋」が佳く合う。「愛染かつら」では28才だった田中絹代さん。此処では62~3才だろう。
 甲州旧家の奥様役で、寅さんに人生を語る。風にそよぐ薄の穂。舞い落ちる落ち葉。山は雪だった。
 「先生はお二階でお勉強」千代に扮する八千草薫の心根優し。彼女と岡倉の提灯持ちをして、千代の本音に、がっくりの寅さん。絶好のチャンスを逸す。
 野球で言えば見事空振りの三振!。



第5位
「青幻記 遠い日の母は美しく」

 三十年経った今も忘れられない母を求めて、沖永良部島を訪れる稔の回想で映画は始まる。
 鹿児島での辛い生活に耐えられず、この島に来たあの時。病の伝染を恐れて抱きしめてくれなかった母。踊りの巧かった母・・。
 そして逝った母。その情感と、奄美の海の青は限りなく美しかった。



第6位
「男はつらいよ 私の寅さん」

 シューベルトの「鱒」は、ショパンの「別れの曲」に…。画家にはクラシック音楽がよく似合う。
 ラスト“出版関係?!の職業”に精出す寅さん。傍らの非売品の肖像画は、キリギリスこと、りつ子が描いた絵に違いない。
 りつ子に扮する岸惠子。私と同い年。私が社会人ほやほやの安月給取りだった頃、彼女は「ハワイの夜」で鶴田浩二と水着姿で抱擁する看板スター。
 この映画の観客動員数も250万人に迫る盛況だった。イヴ・シャンピ監督との離婚はこの映画の2年程後。やはり故国の魅力は捨て切れなかったのだろうか?。



第7位
「戒厳令」

 背後に浮かぶ5.15事件も。写し出される昭和初期の暗闇。2.26事件。この時私は4歳だったのか。
 戒厳令。破れるクーデター。衝撃的な血染に染まる北一輝の目隠し。それは冒頭の平吾の血染めの衣との対比か。
 だが、暗すぎる。娯楽性は零。一輝の行動には不可解に感じる場面もある。難しすぎる。頭が可笑しくなりそう。
 堅すぎる。とはいえ、出現する意味不明なヌードは一体何なのか。こういう作品は苦手である。



=====【完】=====

1973年公開外国映画My Best 10

 この年はアメリカ映画が元気があった。多士済々に発想を転換させたような空気を感じた。【各画像クリックで本文へ】

第1位
「ジョニーは戦場へ行った」

看護師( ダイアン・ヴァーシ )がジョー(ティモシー・ボトムズ)の胸元に指でなぞる"M"の字。

ジョーがそれを感知したのを確認すると、布切れでそっと"M"を消し、次になぞるのは"E"の字。

何と悲痛な"MERRY CHRISTMAS"か。魂を揺すぶられるシーンだ。




第2位
「激突!」

主な出演者は只一人のこの映画を、スピルバーグ監督はあっと驚く映画に仕上げた。出演者がもう一人居たのだ。
それはローリー車。彼は正に生きた主演“車”だった。主演車は引き返しトンネル前で、スクールバスを助け戻って来る主演者をじっと待つ。
完全に擬人化されたローリー車が居た。この映画の名場面と言いたい。




第3位
「ポセイドン・アドベンチャー」

先導した牧師の危機を救うべく水に潜るシェリー・ウィンターズの姿が今も心に留まる。『陽のあたる場所』で水死した彼女は此処でも水に死す。嗚呼!。
 またもや起こる爆発音。更に傾く船体。水中に没する刑事の妻。吹き出す蒸気。ハッチを閉めた後、力尽きる牧師の胸を去来するものは何だったろうか。
 「神に縋るだけでは駄目。自ら救いを勝ち取る努力を為せ」という彼の信条に同感する。この映画は真摯に神を見つめ、人間愛に想いを馳せている。




第4位
「スケアクロウ」

この映画のテーマは“優しさ”だろう。男と男の。 何時しかライオンに同情の念を寄せて行くマックスの優しさ。妻の期待を裏切ったことに対する懺悔と、未だ見ぬわが子へプレゼントを持って現れたライオンの心情。
 人間たる者は、それが男と女、男と男、女と女、の如何を問わず、優しさを持たねばならない。と痛感させられた映画である。




第5位
「フォロー・ミー」

敬愛する名匠キャロル・リードの遺作である。彼の作品に凡作は無い。遺作は洒落たロマンス・コメディだった。
 クライマックスのハンプトン・コートの迷路は、さすが名匠と唸らせる。これは、相手の心を理解してこそ、我が身も救われる。ということを悟らせてくれる佳作である。


第6位
「ジャッカルの日」(本文なし)

フランス大統領暗殺計画を巡り対決するジャッカルとルベル警視。
そこに展開する虚々実々の攻防。
我が身の危険を知りつつも式典に赴くド・ゴール大統領。
ドキュメンタリー・フィルムも交え進展する現実と虚構の交錯は、類い希なサスペンスを生み出した。映画らしい映画だ。




第7位
「マクベス」

この「マクベス」は、その残酷性に意義を見出す。黒澤明作品「蜘蛛巣城」の様式美と好対照。冒頭附近の3人の魔女が醸し出すあの嫌らしい雰囲気に始まった悲劇は、ダンカン謀殺から、マクベスの最期まで、残虐感は絶え間なく続く。良い悪い。嫌い好きは別にして…。



第8位
「ラスト・タンゴ・イン・パリ」

セックス描写が多いからという理由だけではない。正直言って苦手なジャンルの映画である。おまけに難解と来ている。それは世の中の綺麗事を総て取り払い、赤裸々な人間像を剥き出しに画く。「いったいそれがどういう意味があるのか」と逃げてしまわずに、この映画を考えてみた。(中略)人間とはこういう生きものなのだ。と云っているようである。


第9位
「大列車強盗」

頭数の劣勢を、頭脳と社会正義感が跳ね返す。雄大な大自然と雄壮な音楽が交錯かる中で、西部劇は終盤に差し掛かる。そして最後に用意されていたどんでん返し。そういえば伏線が敷かれていたなぁ!。



第10位
「007/死ぬのは奴らだ」(本文なし)

すっかりお馴染みとなった007シリーズ。
第8作の今回は、ロジャー・ムーアが3代目ボンド役で新登場。
諜報部員の死を巡って、新型兵器が活躍する。

スピード感が横溢している。



   -- THE END --

大滝秀治さんの訃報に接し、

ただただ驚いている。

 つい先日のテレビで見せて戴いた、映画「あなたへ」のワン・カットが忘れられなかっただけに。
 「こんな綺麗な海見たことない」。
 たったこれだけの台詞に秘められた意味を、共演された高倉健さんの述懐で、その時に知った。
 涙が出た。
 それが最後の出演になったとは。

 テレビに、映画に欠かせぬ名助演者だった。
 テレビでは、1995年のNHK大河ドラマ「八代将軍吉宗」に於ける、吉宗の父、徳川光貞役が今も印象が強い。
 映画にも数多く出演されている。
 思い出すままに、「影武者」「黒い雨」「不毛地帯」「どら平太」「犬神家の一族」「八つ墓村」「春との旅」「日蓮」「首都消失」など。
 「男はつらいよ」シリーズも、「葛飾立志篇」「寅次郎夕焼け小焼け」「噂の寅次郎」に出演されている。

 ちょっと高温域の、小さくてもはっきり解る言葉に、迫真力と説得性が漲っていた。

 謹んでご冥福をお祈り致します。

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1972年公開の映画 My Best10

【1】
 まえがき


 明るい話題に湧き、暗い話題に蒼然とした年であった。

 札幌で冬季オリンピックが開かれた。
尻餅をついても零れる笑顔で応えたジャネット・リン選手の明るさは忘れられない。


 日本映画「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」でも知られる大事件が起こったのもこの年。


 テレビに釘付けされたこの年の2月を思い出す。


【2】
 日本映画
 相変わらず鑑賞数不足。ベスト10は不可能ゆえ、ベスト5とする。【各画像クリックで本文】

第1位
「忍ぶ川」

ひたすらに描く肉親愛に魂が震撼する。志乃。貧困家庭に育ち今は「忍ぶ川」に働く。彼女が哲郎から聴いたの家族の話は悲惨だった。お互いの肉親も含めて必然的に通い合う愛が痛いほど理解出来る。雪国の慣習に従い素裸の初夜を迎える二人。斯くも美しく、必然的で、情感溢れ出、夢溢れる様な情愛シーンを他に見たことがない。屋外に響く馬橇の鈴の音。過去の不幸からの脱却と、希望の未来に羽ばたく二人の姿。感動的な幕切れであった。

第2位
「軍旗はためく下に」

「単なる反戦の叫びだけに留めぬぞ」脚本を書いた新藤兼人さんの霊が叫んでいるようだ。真実は自殺らしい越智は交通事故で死んだ。天皇陛下に何かを訴える様に死んだ富樫。彼と共に処刑された小針の遺族は広島原爆の犠牲に。真相は不明のヴェールに包まれた儘終わりを告げる。現在をカラー、過去をモノクロとする手法は多く見られるが、これほどその対比が顕著に浮かび上がる作品は数少ない。

第3位
「故郷」

「大きいもんてなんやねん!」最後の仕事の日、夫の吐き捨てる様な言葉が悲しすぎる。流れゆく社会の厳しさが風光明媚な瀬戸の小島に痛烈に木霊する。夫婦が石船を諦める日、息子も乗せて漕ぎ出す朝焼けの瀬戸内は、美しくも儚い哀しみに充ち満ちる。楽しかりし宮島での音楽祭に想いを耽る妻の心を癒やすようにも映った。山田洋次監督の魂も震えているかのようだった。

第4位
「あゝ声なき友」

西山民次は隊で唯一の生還者。彼は託された戦友の遺書を渡すため遺族を捜し求める旅に出る。夜の女に堕ちていた妻。愛情が醒めていた妻。刑死した弟。涙する親も居れば、子よりも永らえ憎まれる親も居た。戦友の妻を奪った男。生きていた戦友。これらから学ぶ戦争の罪悪。目的達成に7年を費やした民次の姿に、人間として為さねばならぬものは何かと教えられる。

第5位
「旅の重さ」

様々の事情で四国遍路の旅に出た16才の少女は多くの体験をする。

痴漢と出逢った宇和島。
旅芸人一座と行動を共にした足摺岬。
大自然を満喫し性に目覚める彼女が居た。

再び歩む一人旅。
魚の行商人との出逢いが彼女の運命を決める。

ロードムービーは人生を教えてくれる。(本文なし)



【3】
 外国映画

 日中国交回復の年だった。現在の状況に胸が痛む。
洋画界は、アメリカ映画が元気を取り戻したような年だったと思う。

'72公開作 My Best10【各画像クリックで本文】

第1位
「ゴッドファーザー」

僭越ながら私のブログ第1号のこの映画は、社会の裏面を描きながら此の魅力の根元は何?。燦々たるアウトドアの結婚パーティー。薄暗いインドアのドン。対比が見事。暗黒世界に興味の長男と、父の生き方に否定的な三男マイケル。運命の神を思う。賭博や酒や女や労働組合には手につけても、麻薬にだけは手を染めぬドン。仕事を終えたドンは外に出て娘と踊る。この時に流れるニーノ・ロータの甘みあるテーマ音楽。その後も随所で奏でられ、可成り殺伐なこの物語を癒やしてくれるのだ。


第2位
「ダーティハリー」

スマホどころかケータイも無い時代。有線電話の使い方が巧い。地下鉄に乗るハリー。クローズアップされる黄色いバッグの不気味さ。

上司が言う。
「警官が足にナイフとは」これが活きた。

そして、その反動が来る。
ストーリーは更に高揚する。ハリー得意の台詞の結果は、2回目は、1回目と異なっていた。堅パン上司に辞表を叩き付ける一匹狼刑事ハリー・キャラハン。かっこいい!。


第3位
「時計じかけのオレンジ」

いきなり解読不明の語りに驚愕。そもそも「時計じかけのオレンジ」の解釈が「何を考えているか解らない奴」という意味らしい。宜成るかな。内容がまた凄い。超暴力の連続。ベートーヴェンの第九が好きというのに。キューブリック監督は「この映画を観てどう思うかは自由」と仰ってるよう。私は「これは彼が35年後の世界を予言し警告を発したのではないか」と。最近連鎖反応的に連発する凶悪犯罪を思うにつけ、その感を深くかる次第。


第4位
「フレンチ・コネクション」

マルセイユとニューヨークを股にかけ、仏語と英語が飛び交う。高架線路の上下をクロス・カッティングするシークェンスが有名だが、他にもなかなか鋭いシーンがある。地下鉄尾行シーンの一例。市民を巻き込むビル屋上と地上の銃撃戦等、何時しか刑事の心情で観ている僕が居た。


第5位
「キャバレー」

1931年のベルリン。ヒトラーの足音が次第に高揚して来る時代。一ナチ党員の「♪~我等の天下」に和す人々が次第に増える。やがて全員起立。大合唱に変わる。
圧倒されそうになるその影で「私はユダヤ人…」のナタリア哀し。彼女とは対照的なサリーが、。ブライアンに差し伸べるしなやかな指。マニキュアの色は何時もの緑ではなかった。



第6位
「恋」

西洋印象派画家の絵画を想わせる数々の風景に感嘆の声を挙げた。音楽も快い。貴族趣味が見え隠れする此処モーズレイ家を背景に繰り広げられる恋模様は自然流。性に目覚めるレオ少年の眼を通した手法が新鮮。回想形式も巧みに、「これが1970年代の映画か」と驚かせつつ大団円を告げる。


第7位
「フレンジー」

ヒッチコック作品は、ネタバレ防止のため上手く書けない。が、トラックに満載したジャガイモ袋から、ジャガイモ+αが、深夜の路上に転がり落ちるシークェンスはなかなかの見もの。

ところで、わぁ~、こんな所に居られたとは、ヒッチコック先生!めつけ~!。



第8位
「リスボン特急」

見せ場は首領のシモンをエドアール・コールマン刑事が射殺する戦慄のシーン。シモンの死体から銃器は出てこなかった。コールマンを錯覚させたシモンの動作は覚悟の上だったのだ。ラストで、バック窓に凱旋門が写る車のハンドルを握るエドアールの呆然とした表情は見事である。


第9位
「ラスト・ショー」

此処テキサスの田舎町でサムが経営する映画館、玉突き、スナックには何時も若者が集まる。
スクリーンにエリザベス・テイラーが写っている。『花嫁の父』だ。

後はこの町の青春群像の生き様がテンポ良く画かれていく。当然性の発散描写は多い。
が、そこに織りなす人間模様に嫌みが無く、納得性さえ感じるのは、憂鬱モードのモノクロ撮影のせいだろうか。



第10位
「ニコライとアレクサンドラ」

4女アナスタシアの悲劇に少しでも焦点を当てられなかったか。ラスプーチンが登場する。その昔「怪僧ラスプーチン」というフランス映画を観たことを思い出した。この史上名高い怪物も、此処では何の個性も出ていない。このようなところが凡作の域を出ないと思う由縁かもしれぬ。

 **The End**FIN**FINE**

1971年公開の映画 My Best10

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【1】
 まえがき

 上記画像6月24日欄に、70年12月制定の水質汚濁防止法施行。とある。私事乍ら公害防止。エネルギー管理。危険物や防火管理等の国家資格を活用。9月5日管理職の末席を担う事になった私に、映画を見る時間は殆どと言っていいほど残されていなかった。
 なお、お湯を注ぐだけで食べられる即席ラーメンが世に出たのが、確か此の年だった。


【2】
 日本映画

 従って此の年の日本映画はMy Best5が辛うじて可能。だが男はつらいよシリーズ作品が第6.7.8作と3本も占める。従いランキング作成を中止する。
 なお、同シリーズ以外で鑑賞した優秀作は、下記の2本である。

激動の昭和史 沖縄決戦(監督=岡本喜八)

戦争と人間(第二部)愛と悲しみの山河(監督=山本薩夫)


【3】
 外国映画

 いま、竹島を巡る韓国と同様に、尖閣列島を巡り余談許さぬ中国が、国連に加盟し米中接近が見られた年だった。
 日本も米国との関連で、1$360円の固定相場が崩れた年でもあった。
 映画界では、昨年に引き続き、米国と欧州の対決という構図が垣間見られた。この年のMy Best10も両者が折半している。

 *********
 My Best【各画像クリックで本文】

第1位
「屋根の上のバイオリン弾き」

ユダヤ人迫害シーンを経てインターミッションとなる。後半は、少々口喧しい妻との狭間に立つ主人公が素晴らしい。話は一挙にユダヤ民族の哀しい宿命に雪崩れ込んでいく。いゃ~、全然長く感じなかった。

第2位
「小さな恋のメロディ」

裕福な家庭の友に嫉妬を覚える主人公。母子家庭で育った私には痛いほど理解できる。その友が女生徒に淡い恋心を覚える心境も然り。彼女の縦笛にチェロで合奏する彼を見て、思わず小学校1年のある瞬間を思い出す…。


第3位
「不思議な村」

鄙びた村の学校に赴任した女性教師が体験した世にも不思議な物語である。この村の生徒は何故か足を擦って歩く。音楽の時間に歌を唄わない。それに笑わない。更に不思議なことが起こる…。


第4位
「ある愛の詩」

中身は甘いラヴ・ストーリーに過ぎない。が、砂漠で発見したオアシスのような雰囲気を持つ。単なるセンチメンタリズムという言葉だけでは片付けられない。健やかな抒情性に富む。



第5位
「ライアンの娘」

戦闘は背景に過ぎず。この映画の主題は恋愛。チャールズとロージーは結婚する。初夜の二人と隣室の群舞。二人の不調和を暗示する見事なクロス・カッティング。二人の運命を暗示する蓄音機のベートーヴェンが見事。


第6位
「ベニスに死す」

難解だが芸術の薫りは嗅げる。マーラーの交響曲第5番第4楽章の旋律がグスタフの心境にシンクロナイズする。ヴィスコンティ監督独特の頽廃美がまるで白日夢のようだ。玄人受けのする映画だ。

第7位
「パリは霧にぬれて」

謎の花束。子供の失踪。警察の誤解。疑わしい複数の女性。そして、その背後の謎。フラフープや、帽子や、絵の用い方の巧さ等々。さすが、「禁じられた遊び」のルネ・クレマン監督だ。




第8位
「シャーロック・ホームズの冒険」

ホームズとワトソンらがネス湖に赴くシーケンスから次第に高揚。自然美と怪奇性は絶品。媚びと。カナリア。墓場。ネス湖の怪獣?実は…。古城。ヴィクトリア女王まで登場。ラストのどんでん返し鮮やかなり。

第9位
「コールガール」

何よりも光と影に煌めく夜のNYを始めとする雰囲気が秀逸。映画は映像の芸術である以上、撮影の可否は作品の質全体を左右する。いい撮影だなぁと思っていたら…

第10位
「アンドロメダ」

無出血の解明は、SFらしい魅力の片鱗を垣間見る。が、アンドロメダの分析研究は些か冗漫。長すぎる感有り。その後は予想される結末まで一気一気に突っ走る。

**The End**FIN**FINE**

1970年公開の外国映画 My Best10

【1】
 [まえがき]

 アメリカン・ニュー・シネマが全開の年であった。
 同時に、フランス、イタリアを筆頭にして、ヨーロッパ映画も活況を呈していた。
 My Best10も、両者が二分した形となっている。
 栄華を極めたかってのハリウッド王国は大きく崩れた様相を呈するも、映画王国そのものは健在だったと云える。
 ただ、時の流れと共に、映画の内容そのものは、大きく旋回しつつも、その流れを止めることはなかった。


【2】
''70公開作 My Best10【各画像クリックで本文】

第1位
「影の軍隊」

扉の下の隙間から、部屋の向こう側が分かる。灯り。人影。靴音。その鋭さ。終わりに待っている悲しい定めに泪する。「娘の写真は捨てよと言っていたのに…」母と子の愛は切っても切れないのだ。


第2位
「明日に向って撃て!」

セピア基調の草原。ブッチとエッタが快楽を爆発させる。自転車の輪が地面に倒れゆっくりと回転を停める。そんな余韻が残る中で奏でられる音楽が快い。


第3位
「Z」

正義の戦いは勝ったのか負けたのか。7人の証人の不審死。被告連の減刑。予審判事の解任。軍が禁止した項目=「長髪」「ミニスカート」「ソ連寄り姿勢」「ストライキ」「現代音楽」と「ポピューラ音楽」にはショック。


第4位
「イージー・ライダー」

この映画に小理屈はいらないのだ。これは感性で観る映画なのだ。脈々と息づく逆光線やハレーション撮影etc.。




第5位
「いちご白書」

映画はその時代を反映する。その時に直接接していなくても、その時を想うべきである。この映画を観てそう思った。



第6位
「M★A★S★H」

反戦映画と思うが、背後で繰り広げる官能や、感謝祭のフットボールは、ブラック・コメディ以外の何ものでもない。ちょっと巫山戯すぎの摩訶不思議な映画。


第7位
「ひまわり」

斯くも似るか、イタリアと日本の戦後。緑なす葉っぱの海に黄色い大輪が風にそよぐ。トップカットの見事さは、魅力的な音楽と共に作品を引き立てる。


第8位
「シシリアン」

冒頭クレジットに出るチェーホフの言葉から、この物語の内容が想像出来る。「私が馬泥棒について書く時…盗みの罪は問わない。それは陪審員の役目だからだ。


第9位
「ワーテルロー」

長屏風に描かれた一大絵巻を見るようである。悲しく嘶いて臥す軍馬よ哀れ。「何故戦う?。敗者の次に勝者も哀れ」ウェリントン将軍の呟きこそ此の映画のテーマであろう。


第10位
「雨の訪問者」

次第に暴露して来る夫の秘密。謎めく友人。札入り鞄の発見。容疑者が住んでいたパリを訪れるメリー。テンポは快調。発見死体が握りしめていた掌は真実を伝えていた。


次点
「ボルサリーノ」

 BORSALINOを仏和辞典で引いたら無かった。イタリア語のようだ。帽子のブランド名らしい。アラン・ラッドが冒頭で被っていたのがそれかも。成る程一流ブランドを匂わすような雰囲気はある。


--以上--

1970年公開の日本映画 My Best10

【1】[まえがき]

 サッカーが女子男子とも幸先良いロンドン五輪。開会式まで12時間を切った。

 東京五輪から6年後のこの年。♪~こんにちは~こんにちは~世界の国から~。三波春夫さんの明るい歌声がテレビから毎日の様に流れていた。







 左の画像。上から、「日本万国博覧会・公式ガイド」。当時撮った太陽の塔の写真(少々色が褪せた)。アポロ11号が持ち帰った月の石見たさに10回も赴いた入場券の右端部。

 選んだ第1位は、万博風景も登場する「家族」。昨年第1作、第2作が公開された「男はつらいよ」シリーズ。この年公開の第3,4,5作も選出。











【2】
'70公開作 My Best10【各画像クリックで本文】

第1位
「家族」

九州の小島から瀬戸内の小島へ。日本万博会場も訪れたこの家族。波乱の東京を経て落ち着く先は北の国。厳寒の冬去り春来たる。夫婦に新しい命の誕生が近い。「カトリックは辛かばい」精一の言葉に、瑞々しい笑いと希望が湧く。寅さんシリーズが前年から始まっていた。シリーズの合間に素晴らしいロード・ムービーを創り上げた山田洋次監督に乾杯!。


第2位
「どですかでん」

黒澤明監督が初めて撮ったカラー作品は、色の三原色に意味を持たせる発想に基づいていないだろうか。‘赤’夫婦と‘黄’夫婦の葛藤などは理解出来易くて苦笑した。ユーモアが暖色系なら、ペーソスは‘青’だ。不幸な人々の顔に籠もる青い蔭、影、陰。


第3位
「戦争と人間(第一部)運命の序曲」

『人間の条件』と兄弟のような徹底した反戦映画。と同時に巨大財閥に対する力弱き庶民の怒りが充ち満ちる。「これだけは言える。金持ちは貧乏人の味方にはなれぬ」という強烈なセリフを残して、時代は1932年に突入していく。私は大変な年に生を受けたのだなぁ。


第4位
「影の車」

 誠に怖ろしい映画である。考えようによってはホラーよりも恐い。ホラーは表面を撫でる旋風。これは深層まで深く静かに潜って行く黴菌だ。度々現れる、暗く、鈍い、フラッシュ・バック。その最後に出現したショットで事の真相が判明する。


第5位
「裸の十九才」

可哀想な母親である。背中で応える乙羽信子。渾身の演技に瞼が熱くなった。新藤兼人監督。精魂を傾けて50歳代に撮られたこの作品は、超激辛。脂の乗りきった匂いが発散している。


第6位
「男はつらいよ 望郷編」

豆腐屋家業に精出す寅さん。口だけは相変わらず辛辣だ。「けつに卵1の殻つけて…」なんて台詞も、寅さんに掛かると下品さは無い。今回の季節は夏真っ盛り。夏姿。盆興行。冷やし素麺。花火。海水浴場。…夏の風物詩に酔うばかり。


第7位
「男はつらいよ/フーテンの寅」

当時は男性の喫煙率90%を超える。私も当時はヘビースモーカー。映画の中でも男優はポカスカ吸っている。寅さんを怖がり、梅太郎が口からポイッ!と落とすショットが傑作。温泉旅館に住み込む寅さん。おかみを巡る大騒動に。


第8位
「座頭市と用心棒」

特異な反戦映画等で著名な岡本喜八作品。でもお門違いではない。ジョン・フォード/黒澤明/用心棒と連想し我流で納得。三船敏郎は得意役。勝新太郎とがっぷり組む。紅一点が大映の看板女優、若尾文子と来れば一級娯楽作が完成。


第9位
「新・男はつらいよ」

おいちゃん夫婦をハワイ旅行に招待しようとした寅さんの夢は儚く破れる。泥棒騒動があって、例によって家を出る寅さん。1ヶ月経つ。葛飾柴又の2階は春子が借りていた。この時代に流行っていたミニスカートがよく似合う栗原小巻。幼稚園の先生に扮する。


第10位
「富士山頂」

ヘリでドームを運ぶシークェンスのみ印象的だが消化不良。私の好みで発言することを許して貰えれば、八方美人のよう。もっと抑えて。総花的。現代版忠臣蔵のような映画。ただし吉良上野介は居ない。

----------【完】-------------

以下は私のひとりごとです。
消化の良い家庭菜園夏野菜で、ロンドン五輪の夏を乗り切るとするか!。
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1969年公開の外国映画 My Best10

【1】まえがき

 百花繚乱だった。アメリカン・ニューシネマが。「明日に向かって撃て!」や「イージー・ライダー」の公開は翌年だが、作られたのはこの年。
 そんな中で、その代表的な名作が誕生した。何の躊躇いもなく「真夜中のカーボーイ」を第1位に据えたい。
 見逃して残念だと思っているこの年の公開映画は「アポロンの地獄」が筆頭。それから苦手ジャンル乍ら「ローズマリーの赤ちゃん」ちょっと興味が湧く。機会を捉えて観てみたい。

【2】
'69年公開作 My Best10【各画像クリックで本文】

第1位
「真夜中のカーボーイ」
映画史を回顧していると、それぞれの時代に適応した映画が、生まれるべくして生まれ来たるもの。と理解出来る。これはこの時期に胎動したアメリカン・ニューシネマの傑作。ジョー(ジョン・ヴォイト)と、ラッツオ(ダスティン・ホフマン)は人生の落伍者かもしれない。だがその心根は優しい。ジョン・シュレシンジャー監督は、二人の不思議な友情を快活なテンポで画き切る。本物の涙を見せるダスティン・ホフマンは正に神技。人が死ぬ場面の多くは、目が閉じてダラリと頭が垂れる。ラッツオの死は眼が見開いた儘。人に促されてジョーはラッツオの眼を閉じる。


第2位
「チップス先生さようなら」
封建的な学園で苦闘するチップス先生の半生。キャサリンとの運命的な出逢い。愛の結実。此処に加わる師弟愛。これは人間愛の映画だ。徒に感傷に陥ることのないキャサリンの最期。「汝自信を知れ」と説いた教え子に囲まれて、老後のチッピングを演ずるピーター・オトゥール。爽やか哉。


第3位
「if もしも…」
風変わりながらも、ぞっとさせるものを骨幹に宿す。猟奇的な悪趣味を感じ嫌悪感を催したりはするけれども、それは枝葉のことと割り切りたい。拳銃所持が認められる現代の米国。まるで地震の余震の如く、忘れた頃に繰り返し起こる学園内乱射事件。それは此の映画の“もし”の実現ではないか。


第4位
「カラマーゾフの兄弟」
長大なドストエフスキーの原作を読む力量も乏しくて、映画で知り得たその断章。それとて4時間の重量感。レビューも出来ず、只降れ臥すのみ。【本文なし】


第5位
「ワイルドバンチ」
これもアメリカン・ニューシネマと言って良いだろう。「生き地獄だな」という台詞がこの映画の内容を代弁している。ヴェトナム戦争後、映画界の趨勢も急変したのは周知の通り。この西部劇にも何処かにその後遺症があるのかもしれない。


第6位
「個人教授」
自分を顧みて来れぬ個人主義の親。そんな許では、子は不道徳感な女に個人教授を求める。とでも言いたいのか。掴み難いフレデリックの二人の男の狭間で揺れる心理。そんなモヤモヤを吹き消して呉れるのが、台詞が聞こえずとも何を言っているのか解る3度に及ぶ名ショット。そして快い音楽の許、オリビエが単車をかっ飛ばすパリ市街の撮影。


第7位
「ファニー・ガール」
キラッと光るバーブラ・ストライサンド幾多のミュージカル・ナンバー。ニックに愛を告白され歌う「ピープル」等、圧倒される。絶品は妊婦スタイルでのショー場面。ニックに扮するオマー・シャリフの個性も目立つ。惜しむらくは、インターミッションを経た後半のバテ模様。先が読める。。重厚の片鱗は伺えるものの、ウィリアム・ワイラー衰えたか?と多少感ず。


第8位
「勇気ある追跡」
再びズーム・インする一旦全景俯瞰に戻ったキャメラ。扉を境に撃ち合う激しい応酬のカット・バック。ヘンリー・ハサウェイはオーソドックスな演出乍ら、大自然を始めとする雄大な撮影秀逸。長年のライハル、ゲイリー・クーパーに遅れること17年。ジョン・ウェインのオスカーに乾杯。


第9位
「ハロー・ドーリー!」
♪~あなたは見知らぬ人~でもそばにいた~そんな風に感じてたなら~踊りましょう~ハローと声を掛けよう~あなたと急接近できる~今迄の夢が現実となるのだ~ダンスをするだけで~音楽の魔法にかけられて~悩みが消えてゆく~何もかも2倍に輝く~すっかり夢心地~クルクルと廻ろう~心が舞い上がる~踊り出したらもう止まらない~123~123~。如何にもアメリカ映画らしい華やかなミュージカル。難を言えば豊富すぎる盛付けにお腹を壊さぬか心配。


第10位
「女王陛下の007」
J・ボンド役が、ショーン・コネリーからG・レーゼンビーに換わったのは、些か寂しくも、ダブリュ・オー・セブンの魅力は褪せず。女性に催眠療法をかけ世界に細菌を撒かせようとする国際的犯罪組織との対決は面白い。スキーで脱走するボンド。炸裂する手榴弾。危機を救ったトレーシーは新婚初夜に散る。後はボンドの復讐劇しかない…。【本文なし】


--- The End ---

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1968年公開の日本映画 My Best5

【1】
 [まえがき]
 小笠原諸島返還の裏側で、東大闘争が勃発。“喜びも悲しみも”戦後23年目を迎えた此の年であった。
 ラジカセが登場したのもこの年。大卒初任給に匹敵する約3万円の発売価格だった。
 現在のテレビ価格と対比すれば、当時の貨幣価値が思い出される。

 序でに私事ながら、当時某プロジェクトに忙殺されていた私の月給を調べてみた。62800円だった。
 仕事は成功したが、年始に、私が10才の時から女だてらに父代わりとして育ててくれた祖母が他界。私生活もまた“喜びと悲しみ”が同居した1968年を思い出す。

 映画界は、時代劇の東映が任侠・ヤクザ路線で活躍した事が、私の第4,5位を見ても推察される。
 その裏面では日活が、鈴木清順監督を「訳の解らん映画を作る」という理由で罷免している。「ツィゴイネルワイゼン」ね~。でも力作ですよ。あれ。
 見逃して残念に思っている作品は「肉弾」。♪~忘れられないの~あの人が好きよ~。ピンキーとキラーズの「恋の季節」が流行ったなぁ。この年、、。

【2】
 1968年公開作 My Best10【各画像クリックで本文】

第1位
「神々の深き欲望」
今村作品に見られる粘々したような描写は、私はあまり好きではない。が、この作品からは、胸を引き裂かれるような思いに苛まれる。『楢山節考』よりも、なお冷酷かもしれぬ。悲しい歴史は消えない。「この島から神様を外したら何も残らぬ」という台詞が何時までも余韻を残す。


第2位
「黒部の太陽」(本文なし。未レビュー)
3回は観ていると思う。なのにレビュー=0。ただ、黒部には2回行った。その中で1回は専門的な研修旅行だった。百聞は一見にしかず。この映画の内容が生々しく理解出来た。いゃ~人間って素晴らしいツ!。


第3位
「あゝひめゆりの塔」
昨夜(2007年8月15日)のTVは原爆に関わる純愛映画『愛と死の記録』(66)の後、この映画に出演していた吉永小百合さんが、20年も続けている原爆犠牲者の詩の朗読を紹介していた。「私はリアルタイムでは知らないが、心だけは……」祈るように読む彼女の朗読は万感胸に満ち、涙なしには聴けなかった。この日(2007年8月15日)の朝には彼女が主演した『あゝひめゆりの塔』を観たのも影響していたかも。


第4位
「人生劇場飛車角と吉良常」
♪~義理が廃れば~此の世は闇だ~。 その昔に見られた細やかで暖かい人情が、ともすれば薄まって、且つ廃れつつあるなぁと、時には感じる現世である。昔の良かった面は、決して闇に廃らしてはならないと思う。


第5位
「博奕打ち総長賭博」
ともすれば希釈になりがちな万象を折りに触れて感じる今。少なくとも明治から昭和初期まで息づいていたと思う感性が懐かしい。


   ======【完】======

追悼;アーネスト・ボーグナイン

   

 第二次世界大戦も終わり、平和が甦ったハリウッド黄金時代を支えた俳優が次々とこの世を去って、寂しい思いに駆られる昨今である。
 いままた、アーネスト・ボーグナインさんが今月8日、95才の天寿を全うされたことを知った。
 若かりし頃、銀幕でよくお目に掛かった。所謂二枚目ではないが、映画には欠かせぬ人だった。

 その時に観た映画の一つに「マーティ」がある。
 当時の感想記は、極く簡単に書いてあるだけ。
 この映画の真価を知ったのは、ずっと後からだった。
 以下に、二度目の鑑賞記から抜粋し、追悼の意を捧げたい。

------------
マーティと私の相似形に驚愕。
刑事コロンボもそうだが、マーティはイタリア系。
質実剛健な生活は同じ頃公開されたイタリア映画「鉄道員」と似る。
当時の日本の家庭も状況は似通っていた。
マーティの従兄弟夫婦と母親に起こる、嫁と姑の葛藤は、私の場合にも当てはまるもの。

チャリンときつく叩くレジの音で「結婚しろはもう嫌だ」の心理を垣間見させるアーネスト・ボーグナイン。
巧い。
私もそんな時期があったから。

「この曲はテンポが早いな」
Oh!私もそうだったっけ。
女性と居る時は何時も話せない君。
もう、そっくり。
もてない心理は判るよマーティ君。

が、決して醜くはないクララと出逢い、堰を切ったように話し出す君に感動する。
「二人の人間が結婚して、何十年を共にするには…」
「容姿より大切なことがある」

「父は醜くかったが母はとても愛して居た。母が落ち込んだ時、父が何時も力になって呉れてたらしい」
「子供の頃、両親が話し合ってるのを見て、父の優しさを頼もしく思った」
「僕の人生で最も美しい思い出だ」に…。
------------

 アーネスト・ボーグナインさん。
 いや、マーティさん。
 貴男の姿に、誠に僭越ですが、在りし日の私が重なります。

 「ヴェラクルス」「特攻大作戦」「ディミトリアスと闘士」「ヴァイキング」「ワイルドバンチ」……。

 ほかにも沢山の映画でお目に掛かりました。

 「去り行く男」では、人の良すぎる牧場主を演じた貴男は、本当に、その役柄に合っていましたた。

 いま、去り逝くあなた。
 アーネスト・ボーグナインさん。
 安らかにお眠り下さい。
 合掌。

1968年公開の外国映画 My Best10

【1】まえがき

 世界の概況は“ベトナム戦争酣”の6字に尽きる。映画はその時代を反映する。話題の多い映画界であった。

①ハリウッド黄金時代が終焉。ニュー・シネマが胎動した。
②と同時に、成人映画が増えた。
③それらの性描写規制のため、R15とかPG12とかのレイティング・システムが導入された。
④フランスに文化革命。ゴダール監督らの活動熾烈。カンヌ映画祭が中座した。
---以上---

【2】観た'1968公開洋画

★=(予選通過)
↓「荒鷲の要塞」=練羊羹ノ様ニ好ク錬ラレタ美味シイ(惜シイ)映画。
★「ある戦慄」=下述。
★「いつも心に太陽を」=下述。
★「俺たちに明日はない」=下述。
★「暗くなるまで待って」=下述。
↓「さらば友よ」=「サラバ」ト言ウ語句ガ付ク映画ハ粋。
★「猿の惑星」=下述。
★「質屋」=下述。
★「卒業」=下述。
★「2001年宇宙の旅」=下述。
↓「ブリット」=含蓄アル台詞。「要ハ結果。最善ト思ウ事ヲヤレ」。
★「招かれざる客」=下述。
★「みじかくも美しく燃え」=下述。
---以上---

【3】1968年公開洋画 My Best10【各画像クリックで本文】

第1位
「猿の惑星」
 不定期に何度も見ているが決して飽きないSFである。



第2位
「質屋」
 人生はお金ではなかった。



第3位
「俺たちに明日はない」
 この映画は、観る度に新たな想いが生じて来る。



第4位
「ある戦慄」
 負傷兵士の奮起に喝采。彼に感謝せず去る人に怒り。



第5位
「卒業」
 リアルタイムで観た若人はThe Best Movieかも。



第6位
「2001年宇宙の旅」
 「ドノヨウニモ解釈シテクレ」スタンリー・キューブリック監督ノ声ガ聞コエル。



第7位
「招かれざる客」
 人種差別の課題を家庭に持ち込む勇気に喝采。
未レビュー


第8位
「暗くなるまで待って」
 オードリー・ヘップバーンの眼は、正に盲目を演じていた。



第9位
「いつも心に太陽を」
 人の人生は得てして意志に反する結果になる。



第10位
「みじかくも美しく燃え」
 理屈よりも、寧ろ徹底した悲嘆美に酔う。

 --- 以 上 ---

山田五十鈴さんを偲ぶ

 時に思い起こしては、影ながら長寿を祝い且つ祈っていた山田五十鈴さんが天に召された。
 長きに亘り、田中絹代さんと日本映画界の女優陣を牽引する両輪のような存在だった。このお二人が共演された映画がある。「おぼろ駕篭」(1951年)。作品そのものは特記すべきほどではないが、二人の大女優の顔合わせだったので印象に残っている。

 通り一遍の書き出しでは平凡なので、突飛な出だしになったが、無論思い起こすのは、名作の中で名演された山田五十鈴さんである。以下思い起こすままに少し述べて、日本映画界が生んだ名優の功績を偲びたい。

 古い方である。先ず、1936年に出演された溝口健二監督の2作品を思い出す。彼女まだうら若き19才の時であった。

一つは、「浪華悲歌」。
 電話交換手村井アヤ子に扮して居られた。「私は病気や。不良少女という立派な病気や」。迫真の台詞でピリリと締めた力演だった。

二つ目は、「祇園の姉妹」
 昭和初期という時代、「いちげん様おことわり」が息づく京都花柳界を背景に、芸妓おもちゃに扮しておられた。
 男性客に対する反抗スピリットが息づいて、傷ついた古い画像や歪んだ音声を忘れさせるほどだった。

 戦時下1943年に作られた成瀬巳喜男作品「歌行燈」。「あんなんでんねん」。関西弁が活き活きと輝いていた。

 戦後も大活躍された。
「猫と庄造と二人のをんな」(1956年豊田四郎作品)。品子役は、文句なしに堂に入ったものだった。

 翌1957年、2本の黒澤明作品と、1本の小津安二郎作品での演技は絶頂期を思わせた。

「どん底」で、大家の女房に扮されたお杉もさることながら、「蜘蛛巣城」で演じられた悪妻、淺茅。「三木義明が事実を漏らしたら・・」夫を操る巧さは鳥肌ものだった。
「東京暮色」では、背中で演技して居られて流石だった。

 心よりご冥福をお祈り致します。

1967年公開の日本映画 My Best5

【1】まえがき

 映画好きの年輩者なら知っている淀川長治さんの日曜洋画劇場。思えばこの年にスタートしたのだった。
 「ではまた来週お会いしましょうね。サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ…」は正に名口調。映画が好きで好きで堪らない淀川さんの気持ちが横溢していた。
 「どんな映画でも何か一つはいいところがある」淀川先生のこの教訓を私は忘れない。

 日曜洋画劇場の影響だろうか?。この頃の私は日本映画をあまり観ていない。
 辛うじて選んだ5本の中で、リアルタイムで観ているのは2位作品のみ。それも鑑賞記が捜しても無かった。でもその後も2回ほど鑑賞したと思う。概要は脳裏に刻まれている。
 なお、3,4位作品は最近観たばかり。というのも心苦しいが、ごり押しの5本ランクと相成った。


【2】My Best5【各画像クリックで本文】

第1位
「日本のいちばん長い日」
 明日終戦だというのに出撃する特攻隊員の姿に涙す。



第2位
「華岡青洲の妻」
 金剛山で見た鳥兜。華岡青洲の魂を見る思いがした。
未レビュー本文無し


第3位
「若者たち」
 あの時代。私も若者だった。だから依り解る。



第4位
「十一人の侍」
 あらゆる栄養素が詰まっているような時代劇。



第5位
「博奕打ち」
 博奕打ちシリーズの第1回作品。鶴田浩二ありてこそ。
未レビュー本文無し

     -- 完 --

1967年公開の外国映画 My Best10

【1】まえがき

 あのハリウッド・スタジオ・システムが崩壊した。それは西部劇や史劇の衰退に繋がって行く。映画に全く無関係な会社が、相次いでメジャーを買収していった。
 MGMパラマウント.20世紀FOX.WB.ユニヴァーサル.RKO.リパブリック.UA.コロンビア等多くのメジャー作品にリアルタイムで親しんできた私にとっては、断腸の思いがする時期であった。

 激減するもの(メジャー作品)とは対照的に、台頭するものもある。西部劇はマカロニ西部劇が暫く後を継いだ。そして、アメリカン・ニュー・シネマの夜明けがついそこに迫っていた。

 このような谷間を埋めたのが、ヨーロッパ映画だったのかもしれない。この年も例によって多くの作品を見逃しているが、「夜の大捜査線」を除けば、「気狂いピエロ」(仏/伊).「アルジェの戦い」(伊/アルジェリア).「欲望」(英/伊).「戦争は終わった」(仏/瑞典).「ふたりだけの窓」(英).「仮面ベルソナ」(瑞典).「真実の瞬間」(伊)と、総てヨーロッパ映画である。

 こんな状態での選出だから、不完全燃焼BEST10とは相成った。致仕方なし。
--------------------

【2】観た作品(アイウエオ順)
★=(1次通過作)
↓--「 題  名 」→→[ 寸 評 ]--
↓「いつも2人で」→ロード・ムービーに名ヲ借リタB級恋愛映画?。
★「華氏451」→下述。
↓「恐竜100万年」→この映画は恐竜百貨店だ。
★「恋人よ帰れ!わが胸に」→下述。
↓「007は二度死ぬ」→
★「戦艦ポチョムキン」→下述。
★「戦争と平和(ソ連)」→下述。
★「続・夕陽のガンマン」→下述。
↓「戦う幌馬車」→見ている間は面白い。だがそれだけ。
★「特攻大作戦」→娯楽作品として充分満足出来た。
↓「伯爵夫人」→チャップリン一族出演の一大コメディ。ト言イタイガ。
★「昼顔」→下述。
★「砲艦サンパブロ」→下述。
★「冒険者たち」→下述。
★「墓石と決斗」→下述。
★「わが命つきるとも」→下述。
--------------------

【3】My Best10【各画像クリックで本文】

第1位
「わが命つきるとも」
 トマス・モアに捧ゲン。薫リ高ク勇シイ生涯トハ貴男ノ事ダト…。



第2位
「華氏451」
 「DU CINEMA」トイウ本ガ炎ニ包レル瞬間ノ悲シサ。



第3位
「戦艦ポチョムキン」
 後世ニ名ヲ轟カセタ無造作ニ繋ギ合サレタショット。



第4位
「昼顔」
 錫ノ音ヲ響セナガラ紅葉ノ道ヲ走ル馬車ガ再ビ現レテFINトナル・



第5位
「戦争と平和(ソ連)」
 6時間余。ただ願うは平和。(レビューなし)


第6位
「恋人よ帰れ!わが胸に」
 何トイウロマンティックナ題名…何ト爽カナエンディング。



第7位
「冒険者たち」
 どちらかといえばフィロム・ノアール系は…だけど。



第8位
「砲艦サンパブロ」
 悠々タル長江ノ流レニモ似テ、些モ弛セナイ大河叙事詩。



第9位
「墓石と決斗」
 結論は面白かった。満足感90%。



第10位
「続・夕陽のガンマン」
 「銃ニハ音色ガアル」ト表現シタ台詞ニハ、参リマシタ。

追記「夕陽のガンマン」もこの年。同レベルと評価。

    ~~~ F I N E ~~~

1966年の公開邦画 My Best5

     1966diary.jpg

【1】
 まえがき
 この年は、2月に全日空機が羽田沖で墜落。翌月に英BOAC機が富士山上空で空中分解。と大事故多発。私事乍ら翌月私の勤務地でも死亡事故発生。忘れられぬ年だった。
 この年の日誌(トツプ画像)を顧みると休日出勤が多く、映画鑑賞の機会は無かったと自分で自分を慰める。
------------------------------------
休日出勤(休日研修を除く)
1月=2回。(A事業場勤務)
2月=2回。 ↓   ↓
3月=1回。(B事業場転勤)
7月=3回。(C事業場兼務)
8月=3回。(官庁検査立会)
9月=3回。
10月=3回。(C事業場1回)
11月=1回。
12月=3回。
------------------------------------

【2】
1966年公開邦画 My Best5

第1位【画像クリックで本文】
「紀ノ川」
 要所で出現する白蛇が、旧家の盛衰を象徴し鮮やか。



第2位【本文なし】
「白い巨塔」
 リアルタイムではないが何度も鑑賞。何故レビューしてない?。



第3位【画像クリックで本文】
「氷点」
 リアルタイムで読んだ原作。



第4位
「風車のある街」【本文&画像なし】
 印象に残る肩を持ちあい輪になって踊る吉永小百合。


第5位
「大魔神怒る」【本文&画像なし】
 面白かったSF調時代物。


   【完】

1966年の公開洋画 My Best10

【まえがき】
 この年、ハリウッド・メジャー以外の作品が80パーセントに達したと漏れ聞く。かって、MGMや、20世紀FOXや、ワーナー・ブラザーズや、ユニバーサル・インターナショナルらと共に、その名を誇ったパラマウントが、この年買収された。

 一言で言えば“優雅”。メジャーの中で個人的には最も好きな会社だった。シネマスコープの20世紀FOXに対抗し、ヴィスタヴィジョンで対抗する“進取性”もあった。

 ハリウッド黄金期を支えてきた名門だけに寂寥の感あり。観てきた同社作品の題名のみ列記して懐かしみたい。
--------------------------------
「ローマの休日」
「シェーン」
「裏窓」
「必死の逃亡者」
「地上最大のショウ」
「プライベート・ライアン」
「サンセット大通り」
「ゴッドファーザー」
「駅馬車」
「ゴッドファーザーpart2」
「アンタッチャブル」
「OK牧場の決斗」
「大平原」
「誰がために鐘は鳴る」
「パリは燃えているか」
「陽のあたる場所」
「めまい」
「モロッコ」
「我が道を往く」
「あの手この手」
「ゴッドファーザーpart3」
「宇宙戦争(1953年のオリジナル作品)」
「サイコ」
「ハリーの災難」
「ザ・プレイヤー」
「つばさ」
「逃走迷路」
「喝采」
「戦争と平和(米)」
「知りすぎていた男」
「深夜の告白」
「ホワイト・クリスマス」
「十戒」
「お若いです」
「腰抜け二挺拳銃」
「第十七捕虜収容所」
「トコリの橋」
「ボー・ジェスト」
「胸に輝く星」
「リバティ・バランスを射った男」
「山」
「ダニー・ケイの黒いキツネ」
「サムソンとデリラ」
「地球最後の日」
「魔術の恋」
「スター・トレック」
「ティファニーで朝食を」
「北西騎馬警官隊」
「勇気ある追跡」
「エル・ドラド」
「地獄の黙示録」
「愛と追憶の日々」
「オリエント急行殺人事件」
「パリで一緒に」
「if もしも…」
「麗しのサブリナ」
「腰抜け二挺拳銃の息子」
「泥棒成金」
「巨象の道」
「黒い絨毯」
「淑女と拳骨」
「ボルサリーノ」
「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」
「ガンヒルの決斗」
「バリ島珍道中」
「戦略空軍命令」
「M:i:Ⅲ」
「パリの恋人」
「バニラ・スカイ」
「夜は夜もすがら」
「底抜け西部へ行く」
「底抜けニューヨークの休日」
「将軍の娘、エリザベス・キャンベル」
「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」
「銅の谷」
「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」
「シャッターアイランド」
「クローバーフィールド/HAKAISHA」
「宇宙征服」
「華麗なる相続人」
「密輸空路」
-------- 以 上 --------

【2】
1966年公開My Best10【各画像クリックで本文】

第1位
「市民ケーン」
 「薔薇の蕾」と「パン・フォーカス」と…



第2位
「パリは燃えているか」
 受話器カラ洩レル「パリは燃エテイルカ」。歓喜の「ラ・マルセイエーズ」。



第3位
「ミクロの決死圏」
 この時代に発想したことの素晴らしさ。



第4位
「バニー・レークは行方不明」
 見事に表現!タイトル・デザイン娘を探アンの心境



第5位
「ドクトル・ジバゴ」
 年々歳々もの皆同じ。年々歳々人同じからず。



第6位
「エル・ドラド」
 寸部の隙もない娯楽作。ハワード・ホークス監督の手腕。



第7位
「おしゃれ泥棒」
 「ローマの休日」後12年。W・ワイラー監督&A・ヘップバーン組む。



第8位
「天地創造」
 旧約聖書の世界が弾む。何故かレビュー無し。


第9位
「引き裂かれたカーテン」
 東西冷戦を背景に、ヒッチコック・サスペンスが展開。



第10位
「幸福(シアワセ)」
 優しく恐ろしく。女性監督ならではの演出。

1965年の公開邦画 My Best5

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【1】
 まえがき
 明日からまた天候が怪しい。早朝から菜園に行く。西瓜の蔓が伸びてきて這い回っているので、保護柵をして囲う。ほかの野菜も花が咲き始めた。画面左上から、西瓜。隠元豆。茄子。トマト。
 といったことで、レビューする映画が無い。My Best でお茶を濁そう。

 昭和40年に突入した此の年の邦画は5本観ただけである。と言っても洩れている作品もありそう。この年に限らぬが鑑賞記を書いていない作品がある。もともとB級映画は殆ど鑑賞記を書いていない。
 相変わらず仕事と試験に明け暮れた1年だった。某国家資格最上級挑戦は先ず落選(柳の枝に飛び付く蛙精神は健在)。

 なお“○年の公開○画 My Best○”終了後、各年のBest1&2を候補作品とし、All Years My Best 100を選びたい。候補を各年のBest1に限定しなかった理由は、或る年のBest2が他の年のBest1より上位の場合があるから。(此即ち我一人の楽しみ哉)

【2】
 65年邦画My Best5【各画像クリックで本文】

第1位
「赤ひげ」
 この映画に対する見方はいろいろあると思う。



第2位
「東京オリンピック」
 軽快なマーチ秋晴れの行進→東洋の魔女→アベベ円谷。



第3位
「霧の旗」
 復讐は成功。兄は戻らず。冷酷無比な現実に背筋も凍る。



第4位
「侍」
 鶴千代の謎ラスト近く迄解けず。この作品の命なり。



第5位
「徳川家康」
 東映カラー満開の娯楽劇。格調保つは流石。


   **** 【完】 ****

1965年の公開洋画 My Best10

【1】
 まえがき

 花菖蒲が、灰色の空を明るくしようと振る舞っているように見える。鬱陶しい梅雨空の合間の農作業。中々映画が観られない。1965年に公開された映画でも振り返ってみようか…。

【2】
 My Best10【各画像クリックで本文】

第1位
「サウンド・オブ・ミュージック」
 私のナンバー・ワン・ミュージカル映画でもある。



第2位
「メリー・ポピンズ」
 これほど煙突が大活躍する映画を観たことが無い。



第3位
「8 1/2」
 起承転結の世界に納まったストーリーは強いて不要。



第4位
「野望の系列」
 傑作中の傑作。「頭でっかち…」対「花粉を散らし…」の応酬。



第5位
「素晴らしきヒコーキ野郎」
 実に堂々たる喜劇が完成したものだ。



第6位
「その男ゾルバ」
 お見事。野性逞き二人の男のラスト・ダンス。



第7位
「コレクター」
 蝶と人の耽美的世界に引き込まれる不思議さ。



第8位
 「007ゴールドフィンガー(第3作)」→[本文なし]
 「007サンダーボール作戦(第4作)」
 映画は面白ければ目的の一つは達せられているのだ。



第9位
「長く熱い夜」
 放火の炎で始まり、放火の炎で終わる。



第10位
「荒野の用心棒」
 平清盛さながら。鎧を衣で隠し颯爽と現れるクリント・イーストウッド。



  ===== THE END =====

1964年の公開邦画 My Best6

   1964hogasks.jpg

[1]
まえがき

 この年10月1日に完成した新幹線が初めて東京-大阪を走った。10月10日には東京オリンピックが開催。テレビに釘付けになった開会式を思い出す。古関裕児作曲の軽快な東京オリンピック・マーチが紺碧の秋空に溶け込むようだった。
 現在では想像もつかぬ活況。仕事に忙殺されていた私は此の年に公開された映画は6本しか観ていない。だけど、本数は少なくても力作揃いだった。以下に其の6本を順位付けだけしてみた。

[2]
My Best6【各画像クリックで本文】

第1位
「飢餓海峡」
 これは「レ・ミゼラブル」日本版だ。



第2位
「香華」
 三時間半を超える正攻法の演出だが長くは感じぬ。



第3位
「帝銀事件 死刑囚」
 “弱い個人”を全面に推し出したところが光り…



第4位
「仇討」
 神はどうして斯くも固く結ばれた兄弟を見捨て給うか。



第5位
「五瓣の椿」
 インターミッションが入る力作である。



第6位
「砂の女」
 それは奇妙な…この世の物とは思われぬ物語だった。


  *** 完 ***
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真空地帯
凸凹太平記
加賀騒動
十代の性典
愛の砂丘
雨月物語
続思春期
丹下左膳
あばれ獅子
純潔革命
乙女の目覚め
にごりえ
日輪
大阪の宿
女の園
ゴジラ
近松物語
山の音
山椒大夫
噂の女
黒い潮
太陽のない街
君の名は(第3部)
真実一路
七人の侍
浅草の夜
潜水艦ろ号未だ浮上せず
水着の花嫁
二十四の瞳
幽霊軍隊
この広い空のどこかに
母千草
警察日記
ここに泉あり
遠い雲
血槍富士
人間魚雷回天
君美しく
姉妹
怪猫逢魔ケ辻
春の渦巻
路傍の石
ゴジラの逆襲
楊貴妃
美しき歳月
男ありて
目白三平
しいのみ学園
どくろ駕篭
二等兵物語 女と兵隊 蚤と兵隊
浅草の鬼
続宮本武蔵
新平家物語
夫婦善哉
王将一代
荒木又右衛門
次郎物語
生きものの記録
野菊の如き君なりき
吉野の盗賊
花嫁会議
宮本武蔵3部決闘巌流島
狂った果実
台風騒動記
真昼の暗黒
花嫁の寝言
義仲をめぐる三人の女
浮雲
早春
彼奴を逃すな
黒帯三国志
いらっしゃいませ
驟雨
神坂四郎の犯罪
風船
赤線地帯
しゃぼん玉社長
ビルマの竪琴
残菊物語(リメイク)
ならず者
裁かれる十代
夕焼け雲
太陽の季節
ドラムと恋と夢
殺人計画完了
名寄岩涙の敢闘賞
唱祭り喧嘩道中
不良少年
カラコルム
白夫人の沃恋
滝の白糸
洲崎パラダイス 赤信号
花嫁募集中
人肌蜘蛛
好人物の夫婦
囚人船
日本かく戦えり
あいぞめ笠
夜の河
生きていてよかった
ニコヨン物語
女囚と共に
兄とその妹(リメイク)
日蝕の夏
花の生涯
帰郷
マナスルに立つ
猫と庄造と二人のをんな
のんき夫婦

紀州の暴れん坊
四十八才の抵抗
桂春団治
サザエさん
異母兄弟
蜘蛛巣城
幕末太陽傳
雪国
大阪物語
東京暮色
大菩薩峠(全3部作)
顔(岡田)
暖流
青い山脈(リメイク)前編
いとはん物語
うなぎとり
鳳城の花嫁
活弁物語
禁断の砂
禁断の砂続編
くちづけ

淑女夜河を渡る
純愛物語
素足の娘
鮮血の人魚
続青い山脈(リメイク)
大忠臣蔵(松竹)
脱獄囚
智恵子抄
東京だよおっ母さん
東北の神武たち
土砂降り
どん底

南極大陸
女狐屋敷
爆音と大地
挽歌
白夜の妖女
まだら蛇
明治天皇と日露大戦争
夕凪
夜の蝶
喜びも悲しみも幾歳月
駅前旅館
隠し砦の三悪人
無法松の一生1958年リメイク版
炎上
忠臣蔵 暁の陣太鼓
海女の岩礁
杏っ子
怒りの孤島
命を賭ける男
鰯雲
江戸の花笠
大番完結編
おトラさんの休日
鬼灯灯篭
佳人
家内安全
巨人と玩具
月給13000円
この天の虹
続禁断の砂
忠臣蔵(大映)
つづり方兄弟
東京の休日
東京の瞳
としごろ
楢山節考(木下監督)
日蓮と蒙古大襲来
猫は知っていた
暖簾
八人の花嫁
張込み
春高楼の花の宴
彼岸花
美女と液体人間/
陽のあたる坂道
氷壁
蛍火
夜の鼓
若い広場
若き美と力
惜春鳥
忠臣蔵(東映)
人間の條件/第1部.純愛篇
人間の條件.第2部.激怒篇
人間の條件/第3部(望郷篇)
私は貝になりたい
人間の條件(第4部)戦雲篇
キクとイサム
人間の壁
荷車の歌
浮草
独眼竜政宗
第五福竜丸
大東亜戦争と国際裁判
野火
にあんちゃん
お早よう
独立愚連隊
細雪
裸の島
悪い奴ほどよく眠る
青春残酷物語
娘・妻・母
武器なき斗い
秋日和
黒い画集 あるサラリーマンの証言
おとうと
波の塔
乾いた湖
いろはにほへと
地の涯に生きるもの
「通夜の客」より わが愛
白い牙
豚と軍艦
用心棒
小早川家の秋
妻として女として
人間の條件(第5部)死の脱出篇
人間の條件(第6部)曠野の彷徨篇
松川事件
名もなく貧しく美しく
反逆児
ゼロの焦点
わが恋の旅路
釈迦
もず
秋津温泉
キューポラのある街
好人好日
座頭市物語
切腹
人間
忍びの者
左ききの狙撃者 東京湾
秦・始皇帝
私は二歳
秋刀魚の味
喜劇 にっぽんのお婆あちゃん
雲の上団五郎一座
椿三十郎
太平洋ひとりぽっち
眠狂四郎殺法帖
にっぽん昆虫記
みんなわが子
天国と地獄
女系家族
海軍
古都
伊豆の踊子
拝啓天皇陛下様
エデンの海
五番町夕霧楼
砂の女
香華
帝銀事件 死刑囚
五瓣の椿
仇討
馬鹿まるだし
赤ひげ
東京オリンピック

徳川家康
霧の旗
大魔神怒る
紀ノ川
氷点
白い巨塔
風車のある街
ある殺し屋
日本のいちばん長い日
博奕打ち①
華岡青洲の妻
若者たち
十一人の侍
神々の深き欲望
あゝひめゆりの塔
博奕打ち総長賭博④
黒部の太陽
人生劇場飛車角と吉良常
心中天網島
橋のない川(第1部)
風林火山
男はつらいよ/1
続・男はつらいよ/2
戦争と人間(第一部)運命の序曲
どですかでん
家族
富士山頂
影の車
裸の十九才
男はつらいよ 望郷編/5
座頭市と用心棒
男はつらいよ/フーテンの寅/3
新・男はつらいよ/4
男はつらいよ 柴又慕情/9
戦争と人間(第二部)愛と悲しみの山河
激動の昭和史 沖縄決戦
男はつらいよ 純情篇/6
男はつらいよ 奮闘編/7
男はつらいよ 寅次郎恋歌/8
忍ぶ川
故郷
あゝ声なき友
軍旗はためく下(モト)に
旅の重さ
男はつらいよ 寅次郎夢枕/10
藍より青く
戦争と人間(第三部)完結篇
青幻記 遠い日の母は美しく
戒厳令(邦画)
恍惚の人
男はつらいよ 寅次郎忘れな草/11
男はつらいよ 私の寅さん/12
赤ちょうちん
サンダカン八番娼館 望郷
砂の器
わが道
竜馬暗殺
華麗なる一族
狼よ落日を斬れ/風雲篇・激情篇・怒濤篇
男はつらいよ 寅次郎恋やつれ/13
男はつらいよ 寅次郎子守唄/14
青春の門
絶唱
ある映画監督の生涯 溝口健二の記録
金環蝕
新幹線大爆破
昭和枯れすすき
潮騒
男はつらいよ 寅次郎相合い傘/15
男はつらいよ 葛飾立志篇/16
犬神家の一族
不毛地帯
男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け/17
男はつらいよ寅次郎 純情詩集/18
幸福の黄色いハンカチ
八甲田山
八つ墓村
人間の証明
やくざ戦争 日本の首領(ドン)
男はつらいよ 寅次郎と殿様/19
男はつらいよ 寅次郎頑張れ!/20
洟をたらした神
野性の証明
日本の首領(ドン)完結篇
鬼畜
赤穂城断絶
事件
男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく/21
男はつらいよ 噂の寅次郎/22
あゝ野麦峠
十八歳、海へ
復讐するは我にあり
配達されない三通の手紙
日蓮
神様のくれた赤ん坊
戦国自衛隊
男はつらいよ 翔んでる寅次郎/23
男はつらいよ 寅次郎春の夢/24
復活の日
野獣死すべし
ツィゴイネルワイゼン
影武者
遙かなる山の呼び声
わるいやつら
天平の甍
二百三高地
男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花/25
男はつらいよ 寅次郎かもめ歌/26
駅/ステーション
泥の河
セーラー服と機関銃
スローなブギにしてくれ
男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎/27
男はつらいよ 寅次郎紙風船/28
蒲田行進曲
鬼龍院花子の生涯
疑惑
水のないプール
海峡
転校生
男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋/29
男はつらいよ 花も嵐も寅次郎/30
魚影の群れ
東京裁判
女帝
ふるさと
時代屋の女房
南極物語(1983年、日本映画[オリジナル])
楢山節考(今村監督)
時をかける少女
探偵物語(邦画)
家族ゲーム
白蛇抄
男はつらいよ 旅と女と寅次郎/31
男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎/32
風の谷のナウシカ
Wの悲劇
おはん
麻雀放浪記
お葬式
瀬戸内少年野球団
天国の駅
男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎/33
男はつらいよ 寅次郎真実一路/34
さびしんぼう
台風クラブ
ひとひらの雪
夢千代日記
タンポポ
薄化粧
ビルマの竪琴(リメイク版)
男はつらいよ 寅次郎恋愛塾/35
男はつらいよ 柴又より愛をこめて/36
火宅の人
キネマの天地
たんぽぽ
天空の城ラピュタ
野ゆき山ゆき海べゆき
蛍川
新・喜びも悲しみも幾歳月
国士無双
ウホッホ探険隊
男はつらいよ 幸福の青い鳥/37
竹取物語
ハチ公物語
マルサの女
夜汽車
首都消失
親鸞 白い道
妻よ薔薇のように
飢餓海峡
男はつらいよ 知床慕情/38
男はつらいよ 寅次郎物語/39
釣りバカ日誌
となりのトトロ
敦煌
肉体の門
火垂るの墓
優駿 ORACION
TOMORROW/明日
木村家の人びと
異人たちとの夏
男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日/40
あ・うん
善人の条件
千利休本覚坊遺文
釣りバカ日誌2
魔女の宅急便
利休
黒い雨
ファンシィダンス
男はつらいよ 寅次郎心の旅路/41
男はつらいよ ぼくの伯父さん/42
あげまん
オーロラの下で
白い手
釣りバカ日誌3
天と地と

『夢』第2話「桃畑」
男はつらいよ 寅次郎の休日/43
おもひでぽろぽろ
四万十川
戦争と青春
釣りバカ日誌4
八月の狂詩曲
息子
陽炎
大誘拐 RAINBOW KIDS
12人の優しい日本人
男はつらいよ 寅次郎の告白/44
おろしや国酔夢譚
シコふんじゃった
釣りバカ日誌5
寒椿
男はつらいよ 寅次郎の青春/45
学校
釣りバカ日誌6
まあだだよ
大病人
月光の夏
病院で死ぬということ
お引越し
男はつらいよ 寅次郎の縁談(goo)/46
忠臣蔵外伝四谷怪談
釣りバカ日誌7
四十七人の刺客
さくら
毎日が夏休み
四十七人の刺客(再見)
夏の庭
男はつらいよ 拝啓 車寅次郎様/47
午後の遺言状
マークスの山
静かな生活
Love Letter
男はつらいよ 寅次郎紅の花/48
Shall We ダンス?
釣りバカ日誌8
KYOKO
お日柄もよくご愁傷さま
釣りバカ日誌9
もののけ姫
西へ
HANA-BI
マルタイの女
萌の朱雀
ラヂオの時間
男はつらいよ寅次郎ハイビスカスの花特別篇
釣りバカ日誌10
のど自慢
がんばっていきまっしょい
あ、春
プライド-運命の瞬間(トキ)/
あの、夏の日~とんでろじいちゃん
釣りバカ日誌イレブン
皆月
御法度
菊次郎の夏
雨あがる
鉄道員(ぽっぽや)
梟の城
ホワイトアウト
顔(藤山)
はつ恋
老親
どら平太
陰陽師
千と千尋の神隠し
釣りバカ日誌12史上最大の有給休暇
ウォーターボーイズ
かぁちゃん
みんなのいえ
ホタル
凛として愛
Go!
釣りバカ日誌13ハマちゃん危機一髪!
TRIC >|
東京原発
鏡の女たち
ミスター・ルーキー
白い犬とワルツを/
突入せよ!「あさま山荘」事件
模倣犯
陽はまた昇る
海は見ていた

阿弥陀堂だより
明日があるさ
OUT
たそがれ清兵衛
嗤う伊右衛門
チルソクの夏
ゲロッパ!
渋谷怪談
油断大敵
解夏
茶の味
美しい夏キリシマ
雨鱒の川
赤目四十八瀧心中未遂
あずみ
HAZAN
わらびのこう 蕨野行
ジョゼと虎と魚たち
わたしのグランパ MY GRANDPA TAUGHT ME A LOT ABOUT LIFE
母のいる場所
T.R.Y.
壬生義士伝/
13階段
黄泉がえり
青の炎
スパイ・ゾルゲ
沙羅双樹
踊る大捜査線2
座頭市
釣りバカ日誌14
陰陽師2
阿修羅のごとく
世界の中心で、愛をさけぶ
下妻物語
丹下左膳/百万両の壷
機関車先生
インストール
父と暮せば
海猫
あずみ2
誰も知らない
オペレッタ 狸御殿
海猿
笑の大学
スウィングガールズ
いつか読書する日
半落ち
赤い月
イノセンス
クイール
隠し剣鬼の爪
血と骨
いま、会いにゆきます/
ハウルの動く城
妖怪大戦争
四日間の奇蹟
電車男
リンダ リンダ リンダ
交渉人 真下正義
亀は意外と速く泳ぐ
カミュなんて知らない
火火
この胸いっぱいの愛を
かもめ食堂
ゲルマニウムの夜
子ぎつねヘレン
そうかもしれない
疾走
紀子の食卓
あおげば尊し
雪に願うこと
大停電の夜に
赤い鯨と白い蛇
空中庭園
北の零年
THE 有頂天ホテル
パッチギ!
ローレライ
阿修羅城の瞳
戦国自衛隊1549
劇場版.鋼の錬金術師/シャンバラを征く者
恋するトマト
亡国のイージス
容疑者室井慎次
蝉しぐれ
春の雪
ALWAYS 三丁目の夕日
男たちの大和 YAMATO
間宮兄弟
フラガール
夜のピクニック
ゲド戦記
佐賀のがばいばあちゃん
松ヶ根乱射事件
燃ゆるとき The Excellent Company
初恋
魂萌え!
地下鉄(メトロ)に乗って
不撓不屈
神童
市川崑物語
ゆれる
酒井家のしあわせ
アヒルと鴨のコインロッカー
長い散歩
あかね空
嫌われ松子の一生
愛の流刑地
博士の愛した数式
県庁の星
明日の記憶
花よりもなほ
バルトの楽園(ガクエン)
花田少年史/幽霊と秘密のトンネル
UDON
日本沈没
出口のない海
涙そうそう
手紙
椿山課長の七日間
武士の一分
殯の森
犯人に告ぐ
Life 天国で君に逢えたら
どろろ
母べえ
マリと子犬の物語
クロサギ
大日本人
ユメ十夜
しゃべれども しゃべれども
天然コケッコー
象の背中
夕凪の街 桜の国
憑神
包帯クラブ
人のセックスを笑うな
遠くの空に消えた
転校生 -さよなら あなた-
サイドカーに犬
腑抜けども、悲しみの愛を見せろ
実録・連合赤軍 あさま山荘への道程
河童のクゥと夏休み
北辰斜にさすところ
プライド in ブルー
クローズド・ノート
めがね
0(ゼロ)からの風
めがね(二回目)
それでもボクはやってない
東京タワー オカンとボクと、時々、オトン
俺は君のためにこそ死ににいく
釣りバカ日誌18 ハマちゃんスーさん瀬戸の約束
HERO
ALWAYS 続・三丁目の夕日
点と線(TVM)
山のあなた 徳市の恋
ザ・マジックアワー
クライマーズ・ハイ
崖の上のポニョ
イキガミ
私は貝になりたい(2008年版)
誰も守ってくれない
相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿
西の魔女が死んだ
劔岳 点の記
アキレスと亀
ラストゲーム 最後の早慶戦
ICHI
感染列島
春よこい
その日のまえに
石内尋常高等小学校 花は散れども
ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌
まぼろしの邪馬台国
禅 ZEN
ホノカア・ボーイ
山桜
グーグーだって猫である
犬と私の10の約束
おっぱいバレー
旭山動物園物語
明日への遺言
おくりびと
今度は愛妻家
ヘブンズ・ドア
60歳のラブレター
釣りキチ三平
幼獣マメシバ
真夏のオリオン
蟹工船
重力ピエロ
築城せよ!
ゼロの焦点(リメイク)
ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~
余命1ヶ月の花嫁
劔岳 点の記 標高3000メートル 激闘の873日
沈まぬ太陽
空気人形
風が強く吹いている
火天の城
パンドラの匣
花のあと
春との旅
わたし出すわ
誘拐ラプソディー
南極料理人
笑う警官
なくもんか
ディア・ドクター
おとうと(リメイク)
告白
RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語
悪人
BOX 袴田事件 命とは
孤高のメス
十三人の刺客
キャタピラー
ゲゲゲの女房
オカンの嫁入り
東京島
武士の家計簿
桜田門外の変
日輪の遺産
ステキな金縛り
海炭市叙景
京都太秦物語

八日目の蝉
阪急電車 片道15分の奇跡
奇跡
東京オアシス
一枚のハガキ
セカンドバージン
ツレがウツになりまして
小川の辺
かぞくのくに
あなたへ
桐島、部活やめるってよ

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Author:ascapapa
「アスカ・スタジオ」の映画レビューをカテゴリにリンクし、2011/9/1以降はこちらで継続します。

鑑賞記を書いた洋画
年代順

月世界旅行
散り行く花
戦艦ポチョムキン
オペラの怪人
チャップリンの黄金狂時代
第七天国
メトロポリス
ジャズ・シンガー
つばさ
四人の息子
恐喝(ゆすり)
西部戦線異状なし
モロッコ
嘆きの天使
制服の処女
街の灯
巴里の屋根の下
民衆の敵
海の底
間諜X27
会議は踊る
グランド・ホテル
自由を我等に
にんじん
巴里祭
生活の設計
或る夜の出来事
商船テナシティー
ターザンの復讐
暗殺者の家
ミモザ館
女だけの都
三十九夜
地の果てを行く
戦艦バウンティ号の叛乱
外人部隊
未完成交響曲
間諜最後の日
永遠の戦場
我等の仲間
オペラハット
大いなる幻影
望郷
第3逃亡者
失はれた地平線
ブルグ劇場
歴史は夜作られる
白雪姫
バルカン超特急
舞踏会の手帖
我が家の楽園
少年の町
霧の波止場
赤ちゃん教育
グレート・ワルツ
ラ・マルセイエーズ
四人の復讐
格子なき牢獄
ターザンの猛襲
大平原
スミス都へ行く
ボー・ジェスト
ニノチカ
オズの魔法使
旅路の果て
ゲームの規則
若き日のリンカン
コンドル
駅馬車
フィラデルフィア物語
民族の祭典/美の祭典
美女ありき
ミュンヘンへの夜行列車
海外特派員
北西騎馬警官隊
哀愁
怒りの葡萄
偽りの花園
ミニヴァー夫人
ヨーク軍曹
群衆
幽霊紐育を歩く
ダンボ
タバコ・ロード
疑惑の影
心の旅路
打撃王
郵便配達は二度ベルを鳴らす
スイングホテル
カサブランカ
逃走迷路
キューリー夫人
ターザンの凱歌
サハラ戦車隊
自由への闘い
ガス燈
救命艇
毒薬と老嬢
我が道を往く
飾窓の女
ローラ殺人事件
ウィルソン
脱出
若草の頃
深夜の告白
錨を上げて
失われた週末
シーザーとクレオパトラ
白い恐怖
ブルックリン横丁
アメリカ交響曲
第七のヴェール
楽聖ショパン
鉄路の斗い
聖メリーの鐘
ヘンリィ五世
南部の人
運命の饗宴
大いなる遺産
荒野の決闘
戦火のかなた
鉄腕ターザン/
美女と野獣
三つ数えろ
ラインの監視
我等の生涯の最良の年
肉体と幻想
ギルダ
靴みがき
小間使の日記(ジャン・ルノワール)
浜辺の女
ジョルスン物語
黒水仙
石の花
淑女と拳骨
凸凹お化け騒動
肉体の悪魔
パラダイン夫人の恋
三十四丁目の奇跡
紳士協定
犯罪河岸
上海から来た女
影なき殺人
海の牙
愛の調べ
断崖
緑のそよ風
逢びき
落ちた偶像
凱旋門
皇帝円舞曲
自転車泥棒
ジャンヌ・ダーク
情婦マノン
ターザンの黄金
凸凹海軍の巻
凸凹スパイ騒動
にがい米
イースター・パレード
赤い河
アンナ・カレニナ
ロープ
揺れる大地
黄金
キー・ラーゴ
あのアーミン毛皮の貴婦人
ママの想い出
三人の名付親
汚名
女相続人
ハムレット
踊る大紐育
オール・ザ・キングスメン
頭上の敵機
テキサス決死隊
ショックプルーフ
ピンキー
硫黄島の砂
神々の王国
黄色いリボン
三人の妻への手紙
北ホテル
若草物語
イヴの総て
わが谷は緑なりき
リオ・グランデの砦
ミラノの奇蹟
輪舞
オルフェ
裁きは終りぬ
舞台恐怖症
ウィンチェスター銃73
赤い靴
花嫁の父
アフリカの女王
パルムの僧院
ホフマン物語
マルタの鷹
見知らぬ乗客
欲望という名の電車
革命児サパタ
肉体の冠
愛人ジュリエット

怒りの河
大いなる夜
地球の静止する日
ベリッシマ
サンセット大通り
邪魔者は殺せ
黄昏(51)
巴里の空の下セーヌは流れる
レベッカ
第三の男
南海の劫火
真昼の決闘
ショウ・ボート
夜ごとの美女
ノックは無用
赤い風車
モンキー・ビジネス
チャップリンの殺人狂時代
天井桟敷の人々
ライムライト
ボルジア家の毒薬
誰がために鐘は鳴る
禿鷹は飛ばず
猛獣大陸
征服への道
禁じられた遊び
ターザンと巨像の襲撃
探偵物語
私は告白する
ナイアガラ
紳士は金髪がお好き
タイタニックの最期
終着駅
艦長ホレーショ
ベルリン陥落
ダニー・ケイの牛乳屋
外套と短剣
静かなる男
盗賊王子
文化果つるところ
地上最大のショウ
ハリケーン
七つの大罪
シンデレラ姫
キリマンジャロの雪
地球最後の日
銅の谷
情炎の女サロメ
宇宙戦争(1953年のオリジナル)
クォ・ヴァディス
風と共に去りぬ
シェーン
世紀の祭典
キング・コング
楽園に帰る
封鎖作戦/忘れられた人々
地上(ココ)より永遠(トワ)に
浮気なカロリーヌ
虹の世界のサトコ
波止場
しのび逢い
帰らざる河
第十一監房の暴動
世代
宇宙水爆戦
第十七捕虜収容所
ダイヤルMを廻せ!
嘆きのテレーズ
夏の嵐
聖衣
バリ島珍道中
グレン・ミラー物語
バラントレイ郷
エヴェレスト征服
白い馬
アパッチ砦
雨に濡れた欲情
ジュリアス・シーザー
素晴らしき哉、人生!
バグダッドの黄金
王者の剣
サスカチワンの狼火
月蒼くして
モガンボ
兄弟はみな勇敢だった
限りなき追跡
燃える幌馬車
ブラボー砦の脱出
ローマの休日
世界を彼の腕に
アンデルセン物語
魔術の恋
アンリエットの巴里祭
三つの恋の物語
壮烈カイバー銃隊
百万長者と結婚する方法
大アマゾンの半魚人
腰抜け二挺拳銃の息子
円卓の騎士
海賊黒ひげ
黒い絨毯
ジョニイ・ダーク
スーダンの砦
陽気なドンカミロ
十二哩の暗礁の下に
外人部隊(リメイク版)
土曜は貴方に
巴里のアメリカ人
放射能X
あの手この手(洋画)
カーニバルの女
巨象の道
サムソンとデリラ
炎と剣
ケイン号の叛乱
デミトリアスと闘士
怪僧ラスプーチン
掠奪された七人の花嫁
O.K.ネロ
街の野獣
麗しのサブリナ
陽のあたる場所
モダン・タイムス
フォルウォスの黒楯
七つの海の狼
青い麦
悪の花園
ホワイト・クリスマス
現金に手を出すな
七年目の浮気
慕情
フレンチ・カンカン
パンと恋と夢
底抜け西部へ行く
見知らぬ人でなく

ヴェラクルス
キッスで殺せ!
夏の夜は三たび微笑む
天はすべて許し給う
ララミーから来た男
奇跡(丁抹)
長い灰色の線
エジプト人
異教徒の旗印
砂漠は生きている
ブリガドーン
雨に唱えば
王家の谷
トコリの橋
ロミオとジュリエット
折れた槍
ユリシーズ
バルテルミーの大虐殺
裏窓
ショウほど素敵な商売はない
オズの魔法使
スタア誕生
前科者
裸の女王
宇宙征服
恐怖の報酬
銀の盃
情事の終り
赤いベレー
蝶々夫人
不良少女モニカ
埋もれた青春
ホブスンの婿選び
文なし横丁の人々
百万ドルの人魚
緑の火エメラルド
喝采
裸足の伯爵夫人
これがシネラマだ
戦略空軍命令
甦る熱球
我が心に君深く
悪魔のような女
ドンカミロ頑張る
お若いです
青い大陸
足ながおじさん
泥棒成金
ファンタジア
旅情
エデンの東
緑の魔境
海底2万哩
わが青春のマリアンヌ
わんわん物語
心のともしび
殺意の瞬間
地下水道
追想(1956年.米)
友情ある説得
間違えられた男
戦艦シュペー号の最後
八十日間世界一周
現金に体を張れ
お茶と同情
枯葉
抵抗(レジスタンス)-死刑囚の手記より-
素直な悪女
ベニイ・グッドマン物語
バンド・ワゴン
ミスタア・ロバーツ
恋愛準決勝戦
トロイのヘレン
ダニー・ケイの黒いキツネ
われら巴里ツ子
ハリーの災難
去り行く男
征服者
海賊船
腰抜け二挺拳銃
密輸空路
洪水の前
青春の祭典
ピクニック
リチャード三世
必死の逃亡者
アメリカの戦慄
水着の女王
雨のランチプール
野郎どもと女たち
愛情物語
暁の出撃
非常線
ガラスの靴
滅びゆく大草原
豪族の砦
理由なき反抗
黄金の腕
ナポレオン
愛の終着駅
美しき想い出
アレキサンダー大王
空と海の間に
知りすぎていた男
灰色の服を着た男
恋愛時代
捜索者
白鳥
底抜けニューヨークの休日
夜は夜もすがら
空中ぶらんこ
禁断の惑星
赤い風船
沈黙の世界
悪者は地獄へ行け
オセロ
ラスヴェガスで逢いましょう
白鯨
上流社会
女の平和
王様と私
攻撃
情け無用の街
誇り高き男
居酒屋

回転木馬
傷だらけの栄光
バス停留所
ヘッドライト
ユタから来た男
朝な夕なに
悲しみよこんにちは
間奏曲
十戒
南部の反逆者
野いちご
灰とダイヤモンド
めぐり逢い
レ・ミゼラブル
汚れなき悪戯
二都物語
カビリアの夜
白夜
成功の甘き香り
夜の豹
白い砂
宿命
失われたものゝ伝説
決断の3時10分
夕暮れのとき
聖女ジャンヌ・ダーク
王子と踊子
胸に輝く星
翼に賭ける命
奥様ご用心
愛情の花咲く樹
OK牧場の決斗
オクラホマ!
黒い牡牛
殺人狂想曲
死刑台のエレベーター
思春期の感情
ジャイアンツ
戦場にかける橋
戦争と平和(米)
太陽の帝国
翼よあれが巴里の灯だ/
殿方御免遊ばせ
ノートルダムのせむし男
ヴァイキング
パリの恋人
巴里の不夜城
昼下りの情事
フランケンシュタインの逆襲
炎の人ゴッホ

屋根
ロケット・パイロット
八月十五夜の茶屋
熱いトタン屋根の猫
西部の人
鉄道員
武器よさらば
南太平洋
私は死にたくない
野ばら
大いなる西部
老人と海
モンパルナスの灯
恋の手ほどき
吸血鬼ドラキュラ
長く熱い夜
恋人たち
左きゝの拳銃
手錠のままの脱獄
愛する時と死する時
黒い罠
裸者と死者
旅路
群衆の中の一つの顔
最後の楽園
サヨナラ
青春物語
世界の楽園
Z旗あげて
突撃
マーティ
めまい
情婦
女優志願
アンネの日記
五つの銅貨
お熱いのがお好き
十二人の怒れる男
白銀は招くよ!ザイラーと12人の娘
類人猿ターザン
尼僧物語
ベン・ハー(1959年/1926年)
或る殺人
勝手にしやがれ
緑の館
夜を楽しく
甘い生活
ワーロック
刑事
リオ・ブラボー
渚にて
地底探険
夜行列車
ガンヒルの決斗
悲しみは空の彼方に
騎兵隊
大人は判ってくれない
黒いオルフェ
バスカヴィル家の犬
北北西に進路を取れ
アパートの鍵貸します
サイコ
ターザン大いに怒る
ハバナの男
ラインの仮橋
オーシャンと十一人の仲間
スパルタカス
情事
荒野の七人
スリ(掏摸)
地下鉄のザジ
バファロー大隊
許されざる者(ジョン・ヒューストン監督)
恋をしましょう
アラモ
雨のしのび逢い
荒れ狂う河
若者のすべて
かくも長き不在
太陽がいっぱい
チャップリンの独裁者
イタリア式離婚狂想曲
ウエスト・サイド物語
処女の泉
エル・シド
草原の輝き
ニュールンベルグ裁判
荒馬と女
ハスラー
野望の系列
夜の終りに
馬上の二人
勝負をつけろ
さよならをもう一度
ナバロンの要塞
ティファニーで朝食を
アラバマ物語
史上最大の作戦
パラダイス
突然炎のごとく
終身犯
何がジェーンに起ったか?
長距離ランナーの孤独
枢機卿
恐怖の岬
リバティ・バランスを射った男
ラ・ジュテ
世界残酷物語
フランス式十戒
西部開拓史
昼下がりの決斗
ロリータ
007ドクター・ノオ(第1作)
アラビアのロレンス
シベールの日曜日
シャレード
007ロシアより愛を込めて(第2作)
第七の封印
大脱走
地下室のメロディ

ブーベの恋人
クレオパトラ
スペンサーの山
逆転
鬼火
あなただけ今晩は
予期せぬ出来事
8 1/2
暴行
山猫
軽蔑
野のユリ
小間使の日記
昨日・今日・明日
トム・ジョーンズの華麗な冒険
パリで一緒に
幸福(シアワセ)
シェルブールの雨傘
007ゴールドフィンガー(第3作)
メリー・ポピンズ
H・G・ウェルズのSF月世界探検
サーカスの世界
わらの女
荒野の用心棒
マーニー
その男ゾルバ
質屋
博士の異常な愛情
ローマ帝国の滅亡
マイ・フェア・レディ
コレクター
007/サンダーボール作戦(第4作)
素晴らしきヒコーキ野郎
ナック
熊座の淡き星影
反撥
いそしぎ
サウンド・オブ・ミュージック
市民ケーン
天地創造
ドクトル・ジバゴ
ミクロの決死圏
わが命つきるとも
恐竜100万年
砲艦サンパブロ
戦争と平和(ソ連)
男と女
華氏451
続・夕陽のガンマン
バニー・レークは行方不明
パリは燃えているか
恋人よ帰れ!わが胸に
エル・ドラド
引き裂かれたカーテン
おしゃれ泥棒
暗くなるまで待って
007は二度死ぬ(第5作)
ターザンと断崖の怒り
昼顔
墓石と決斗
冒険者たち
俺たちに明日はない
いつも心に太陽を
伯爵夫人
いつも2人で
戦う幌馬車
みじかくも美しく燃え
ある戦慄
特攻大作戦
少女ムシェット
招かれざる客
卒業
猿の惑星
2001年宇宙の旅
個人教授
レマゲン鉄橋
ファニー・ガール
荒鷲の要塞
if もしも…
さらば友よ
ブリット
カラマーゾフの兄弟
ローズマリーの赤ちゃん
冬のライオン
明日に向って撃て!
真夜中のカーボーイ
勇気ある追跡
イージー・ライダー

チップス先生さようなら
ワイルドバンチ
影の軍隊
女王陛下の007(第6作)
ワーテルロー
シシリアン
ハロー・ドーリー!
ある愛の詩
ひまわり
ライアンの娘
M★A★S★H/マッシュ
いちご白書
リオ・ロボ
ロバと王女
ボルサリーノ
シャーロック・ホームズの冒険
雨の訪問者
バットン大戦車隊
チャイコフスキー
フェリーニの道化師
マクベス
007ダイヤモンドは永久に(第7作)
不思議な村
ラスト・ショー
小さな恋のメロディ
ベニスに死す
ジョニーは戦場へ行った
時計じかけのオレンジ
ダーティハリー

ニコライとアレクサンドラ
フレンチ・コネクション
コールガール
パリは霧にぬれて
アンドロメダ
屋根の上のバイオリン弾き
ゴッドファーザー
マルシカの金曜日
ラスト・タンゴ・イン・パリ
ポセイドン・アドベンチャー
リスボン特急
惑星ソラリス
フォロー・ミー
叫びとささやき
狼は天使の匂い
フレンジー
キャバレー
ラスト・タンゴ・イン・パリ
大列車強盗
エクソシスト
激突!
スティング
ルシアンの青春
スケアクロウ
追憶
ペーパー・ムーン
戒厳令
007/死ぬのは奴らだ(第8作)
暗黒街のふたり
パピヨン
ジャッカルの日
アメリカン・グラフティ
オリエント急行殺人事件
007黄金銃を持つ男(第9作)
タワーリング・インフェルノ
ザッツ・エンタテインメント
アリスの恋
華麗なるギャッビー
ハリーとトント
チャイナタウン
約束の土地
続・激突!/カージャック
フロント・ページ
マーラー
ゴッドファーザーpart2
JAWS ジョーズ
ナッシュビル
カッコーの巣の上で
旅芸人の記録
デルス・ウザーラ
さらば愛しき女よ
アデルの恋の物語
追想(1975年.仏)
バリー・リンドン
風とライオン
キャリー
ラストコンサート
ザッツ・エンタテインメントPART2
大統領の陰謀
タクシードライバー
ミッドウェイ
ファミリー・プロット
1900年
愛のメモリー
オーメン(オリジナル)
カサンドラ・クロス
ロッキー
シンドバッド虎の目大冒険
007私を愛したスパイ(第10作)
ジュリア
アニー・ホール
大理石の男
愛と喝采の日々
未知との遭遇
リトル・モー
ディア・ハンター
原子力潜水艦浮上せず
ミッドナイト・エクスプレス
秋のソナタ
木靴の樹
地獄の黙示録
007ムーンレイカー(第11作)
チャンプ
テス
ブリキの太鼓
エイリアン
マッドマックス
オール・ザット・ジャズ
チャンス
華麗なる相続人
チャイナ・シンドローム
クレイマー、クレイマー
レイジング・ブル
フェーム
エレファント・マン
女の都
歌え!ロレッタ愛のために
シャイニング
勝利への脱出
青い珊瑚礁
黄昏
フランス軍中尉の女
白いドレスの女
007/ユア・アイズ・オンリー(第12作)
危険なささやき
E.T.
愛と青春の旅だち
評決
ブレードランナー
48時間
アニー
ガンジー
デストラップ・死の罠
ファニーとアレクサンデル
遊星からの物体X
ダントン
007ネバーセイ・ネバーアゲイン
戦場のメリークリスマス
氷壁の女
007/オクトバシー(第13作)
愛と追憶の日々
フラッシュダンス
アマデウス
ターミネーター
インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説
インドへの道
プロジェクトA
プレイス・イン・ザ・ハート
シテール島への船出
薔薇の貴婦人
西太后
愛と哀しみの果て
コーラスライン
バック・トゥ・ザ・フューチャー
未来世紀ブラジル
007/美しき獲物たち(第14作)
カイロの紫のバラ
赤毛のアン
プラトーン
ブルーベルベット
危険な情事
ベルリン・天使の詩
月の輝く夜に
ウォール街
アンタッチャブル
007/リビング・デイライツ(第15作)
影なき男
紅いコーリャン
さよなら子供たち
子供たちの王様
7月4日に生まれて
ダイ・ハード
第七の予言
レインマン
バード
告発の行方
ワーキング・ガール
霧の中の風景
グラン・ブルー(完全版)
懺悔
インディ・ジョーンズ/最後の聖戦
オールウェイズ
サファリ殺人事件
ニューシネマ・パラダイス
バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2
フィールド・オブ・ドリームス
メジャー・リーグ
グローリー
五月のミル
007/消されたライセンス(第16作)
ゴースト・ニューヨークの幻
ダイ・ハード2
ダンス・ウイズ・ウルブス
ドライビング Miss デイジー
バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3
レッド・オクトバーを追え
48時間PART2/帰って来たふたり
推定無罪
プロヴァンス物語/マルセルの夏
プロヴァンス物語/マルセルのお城
菊豆(チュイトウ)
シラノ・ド・ベルジュラック
ゴッドファーザーpart3
ターミネーター2
羊たちの沈黙
テルマ&ルイーズ
フライド・グリーン・トマト
ターミネーター・シリーズ
髪結いの亭主
氷の微笑
プリティ・リーグ
ザ・プレイヤー
セント・オブ・ウーマン/夢の香り
インドシナ
許されざる者(クリント・イーストウッド作品)
チャーリー
クリフハンガー
ジュラシック・パーク
逃亡者
ピアノ・レッスン
ザッツ・エンタテインメントPART3
フィラデルフィア
さらば、わが愛 覇王別姫
トゥームストーン
ジェロニモ
日の名残り
青いパパイヤの香り
失踪
ペリカン文書
めぐり逢えたら
シンドラーのリスト
スピード
スペシャリスト
ライオン・キング
ショーシャンクの空に
エド・ウッド
レオン
ショート・カッツ
パルプ・フィクション
フォレスト・ガンプ 一期一会
イル・ポスティーノ
激流(米)
太陽に灼かれて
薔薇の素顔
蜘蛛女
ショーガール
マディソン郡の橋
ダイ・ハード3
ブレイブハート
アポロ13
黙秘
007/ゴールデンアイ(第17作)
デッドマン・ウォーキング
コピー・キャット
真実の行方
デイライト
陽のあたる教室
ブラス!
マーズ・アタック!
イングリッシュ・ペイシェント
身代金
私家版
陪審員
世界中がアイ・ラヴ・ユー
浮き雲
天使の贈りもの
セブン
ブロークン・アロー
悪魔のような女(リメイク版)
ノートルダムの鐘
エアフォース・ワン
ハムレット(1997)
ピースメーカー
フルモンティ
ポストマン
乱気流タービュランス
コレクター1997
スター・ウォーズ/4/新たなる希望
スター・ウォーズ/5/帝国の逆襲
スター・ウォーズ/6/ジェダイの帰還
G.I.ジェーン
エイリアン4
桜桃の味
ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア
007/トゥモロー・ネバー・ダイ(18作)
Queen Victria 至上の恋
恋するシャンソン
インデペンデンス・デイ
始皇帝暗殺
6デイズ/7ナイツ
恋におちたシェイクスピア
アルマゲドン
シン・レッド・ライン
永遠と一日
タイタニック
アミスタッド
グッド・ウイル・ハンティング/旅立ち
恋愛小説家
ディープ・インパクト
L.A.コンフィデンシャル
プライベート・ライアン
グリーンマイル
マトリックス
マルコヴィッチの穴
タイムトラベラー/昨日から来た恋人
スター・ウォーズ/1/ファントム・メナス
アメリカン・ビューティー
オール・アバウト・マイ・マザー
うつくしい人生
将軍の娘、エリザベス・キャンベル
007/ワールド・イズ・ノット・イナフ
遠い空の向こうに
シュリ
アイズ ワイド シャット
初恋のきた道
トラフィック
グリーン・ディスティニー
岸辺のふたり
スペース カウボーイ
グラディエーター
ファンタジア2000
ミュージック・オブ・ハート
キャスト・アウェイ
チョコレート
ハンニバル
海辺の家
A.I.
猟奇的な彼女
ムーラン・ルージュ
マーサの幸せレシピ
息子の部屋
ゴスフォード・パーク
バニラ・スカイ
パール・ハーバー
アメリ
PLANET OF THE APES 猿の惑星
サハラに舞う羽根
ボーン・アイデンティティー
オールド・ルーキー
過去のない男
Sweet Sixteen
北京ヴァイオリン
ジャスティス
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
きみの帰る場所アントワン・フィッシャ
007/ダイ・アナザー・デイ(第20作)
アマデウス(ディレクターズ・カット版)
プロフェシー
ショパン愛と哀しみの旋律
息子のまなざし
ショパン愛と哀しみの旋律(再見)
ロード・オブ・ザ・リング
ビューティフル・マインド
光の旅人 K-PAX/
ブラックホーク・ダウン
アザーズ
スパイダー/
パニック・ルーム
スパイダーマン/
少林サッカー
スコーピオン・キング/
ワンス・アンド・フォーエバー
マジェスティック/
メン・イン・ブラック2/
スター・ウォーズ/2/クローンの攻撃
タイムマシン
アイ・アム・サム/
インソムニア
サイン
ロード・トゥ・パーディション
チェンジング・レーン
マイノリティ・リポート/
マトリックス・リローデッド/
マトリックス・レポリューションズ
10日間で男を上手にフル方法
ティアーズ・オブ・ザ・サン
キル・ビル
ヘブン・アンド・アース
閉ざされた森
ニューオーリンズ・トライアル
マザー・テレサ
インファナル・アフェアⅢ終局無間
ポロック 2人だけのアトリエ
トスカーナの休日
ピエロの赤い鼻
サラバンド
ディープ・ブルー
父、帰る
殺人の追憶
ジェームズ・キャメロンのタイタニックの秘密
ギャング・オブ・ニューヨーク
戦場のピアニスト
ロード・オブ・ザ・リング二つの塔
レッド・ドラゴン/
シカゴ
めぐりあう時間たち/
アバウト・シュミット/
二重スパイ
ザ・コア
ターミネーター3
パイレーツ・オブ・カリビアン呪われた海賊タチ
HERO 英雄
永遠のマリア・カラス/
マッチスティック・メン
アイデンティティ
ラスト・サムライ
キル・ビル Vol.2
パッション
2046
スイミング・プール
ヴァン・ヘルシング
スパイダーマン2
キング・アーサー
Ray/レイ
きみに読む物語
ターミナル
Shall we Dance?
ラヴェンダーの咲く庭で
ヒトラー ~最期の12日間~
私の頭の中の消しゴム
力道山
うつせみ
ホテル・ルワンダ
クラッシュ
こんなに近く、こんなに遠く
モディリアーニ 真実の愛
エコール
ホワイト・ライズ
エターナル・サンシャイン
NOEL ノエル
大統領の理髪師
コーラス
五線譜のラブレター DE-LOVELY
メリンダとメリンダ
ココシリ
あるいは裏切りという名の犬
エレニの旅
ファインディング・ニモ/
ミスティック・リバー
タイムライン
シービスケット
ロード・オブ・ザ・リング王の帰還
マスター・アンド・コマンダー
トロイ
デイ・アフター・トゥモロー/
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
華氏911
砂と霧の家
スター・ウォーズ/3/シスの復讐
コンスタンティン
チャーリーとチョコレート工場
ハリー・ポッターと炎のゴブレット(第4作)
Mr.&Mrs.スミス
フライトプラン
SAYURI
戦場のアリア
白バラの祈りゾフィー・ショル最期の日々
ミュンヘン
PROMISE
ルワンダ 流血の4月
マッチポイント
太陽
四月の雪
ブロークバック・マウンテン
カポーティ
ルワンダの涙
サバイバル・アイランド
バットマン ビギンズ
ウエディング・クラッシャーズ
世界最速のインディアン
ウォーク・ザ・ライン/君につづく道
ディック&ジェーン 復讐は最高!
皇帝ペンギン
約束の旅路
上海の伯爵夫人
ある子供
ネバーランド
オペラ座の怪人
アレキサンダー
ロング・エンゲージメント
アビエイター
キングダム・オブ・ヘブン
炎のメモリアル
ミリオンダラー・ベイビー
宇宙戦争
シンデレラマン
オリバー・ツイスト
SPIRIT
ポセイドン
グエムル-漢江の怪物
ユナイテッド93
麦の穂をゆらす風
イルマーレ
M:i:Ⅲ
マリー・アントワネット
今宵、フィッツジェラルド劇場で
プラダを着た悪魔
ホリデイ
ディパーテッド
リトル・ミス・サンシャイン
クィーン
敬愛なるベートーヴェン
007/カジノ・ロワイヤル(第21作)
女帝[エンペラー]
ラストキング・オブ・スコットランド
オーメン(レメイク)
長江哀歌
街のあかり
夜顔
バンズ・ラビリンス
サルバドールの朝
サラエボの花
デイジー
映画の巨人ジョン・フォード
さらば、ベルリン
インサイド・マン
善き人のためのソナタ
落下の王国
キングコング
単騎、千里を走る。
南極物語(2006年アメリカ映画[リメイク])
ダ・ヴィンチ・コード
パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト
ワールド・トレード・センター
父親たちの星条旗
硫黄島からの手紙
ヘアスプレー
ダイ・ハード4.0
アメリカン・ギャングスター
エリザベス・ゴールデン・エイジ
魔法にかけられて
最高の人生の見つけ方
奇跡のシンフォニー
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(5作)
パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド
スパイダーマン3
トランスフォーマー
エディット・ピアフ~愛の讃歌~
レミーのおいしいレストラン
潜水服は蝶の夢を見る
ライラの冒険 黄金の羅針盤
アース
ヒトラーの贋札
モンゴル
ノーカントリー
レンブラントの夜警
ラスト、コーション
つぐない
シークレット・サンシャイン
ペルセポリス
ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記
わが教え子、ヒトラー
12人の怒れる男
ラフマニノフ ある愛の調べ
告発のとき
きつねと私の12か月
予感
ゼア・ウィル・ビー・ブラッド
そして、私たちは愛に帰る
その土曜日、7時58分
扉をたたく人
ザ・ムーン
パニック・エレベーター
水の中のつぼみ
3時10分、決断のとき
いつか眠りにつく前に
湖のほとりで
戦場のレクイエム
ラフマニノフある愛の調べ
千年の祈り
テラビシアにかける橋
幸せのちから
パフューム ある人殺しの物語
ドリームガールズ
ブラッド・ダイヤモンド
バベル
プレステージ
ミス・ポター
幸せのレシピ
グッド・シェパード
ダークナイト
ハプニング
最後の初恋
ワルキューレ
レッドクリフ(Part I)
スラムドッグ$ミリオネア
紀元前1万年
HOME 空から見た地球
インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国
センター・オブ・ジ・アース
ブッシュ
マンマ・ミーア!
チェンジリング
ブーリン家の姉妹
地球が静止する日
フロスト×ニクソン
クローバーフィールド/HAKAISHA
チェイサー
パッセンジャーズ
HACHI 約束の犬
グラン・トリノ
オーストラリア
花の生涯 梅蘭芳
クララ・シューマン 愛の協奏曲
愛を読むひと
ミルク
007/慰めの報酬(第22作)
ハリー・ポッターと謎のプリンス(第6作)
エーゲ海の誘惑
ハート・ロッカー
息もできない
パリ20区、僕たちのクラス
戦場でワルツを
牛の鈴音
プッチーニの愛人
レッドクリフ PartⅡ未来への最終決戦
天使と悪魔
母なる証明
ターミネーター4
2012
カールじいさんの空飛ぶ家
スター・トレック
アバター(2D字幕版)
シャーロック・ホームズ
第9地区
シャッターアイランド
オーケストラ!
カティンの森
NINE
インビクタス 負けざる者たち
フェアウェル さらば、哀しみのスパイ
十七歳の肖像
Disney's クリスマス・キャロル
しあわせの隠れ場所
ヤコブへの手紙
愛の勝利を ムッソリーニを愛した女
ベンジャミン・バトン 数奇な人生
ローマ、愛の部屋
ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1
ソーシャル・ネットワーク
英国王のスピーチ
黒く濁る村
ブラック・スワン
ガリバー旅行記
蜂蜜
マーラー 君に捧げるアダージョ
ブンミおじさんの森
サンクタム
ロシアン・ルーレット
光のほうへ
ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2
猿の惑星:創世記(ジェネシス)
ハンナ
ミッドナイト・イン・パリ
ニーチェの馬
マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙
J・エドガー
ヒューゴの不思議な発明
メリエスの素晴らしき映画魔術
戦火の馬
別離
ル・アーヴルの靴みがき
最強のふたり
アーティスト
アルゴ