落下の王国

この映画は映像を楽しむ作品。ブルーレイ・プレイヤーを通して液晶ディスプレーに写し出されたDVD映像は圧倒的な美しさだった。強いて難癖を付ければ色彩は派手な方。プラズマ・ディスプレーでも見たかったが当家には無い。同系の色彩感を宿すブラウン管ディスプレーでも少しだけ見てみた。落ち着いた色彩が見られた。最もこれは個人の好みの問題。どちらがどうと言う問題ではない。
次に色彩以外の事では、千夜一夜物語風アラビアンナイトばり物語と、「インディ・ジョーンズ」風活劇を足したような内容。取り立てて云うことは見当たらず。私としては平凡だった。未レビューではあるが、以前に観た「ムトゥ踊るマハラジャ」という印度映画を想起した。インディア・ムード満載だった。
「話をするには薬が要る」とアレクサンドリアに無理をさせつつ話すロイ。今のNHK朝ドラ「おひさま」もこの構図だが、奥の深さは「落下の王国」に到底及ばない。ロイが、ε(イプシロン)を、3と呼ぶところは面白かった。
【私の評価】中の中。
【私の好み度(①好む。②好む方。③普通。④嫌な方。⑤嫌)】→③。
2006年(08公開)(2011/7/2DVD観賞=初見).印/英/米[監督]ターセム[撮影]コリン・ワトキンソン[音楽]クリシュナ・レヴィ[主な出演者☆=印象]☆カティン・ウンタール。エミール・ホスティナ。ジャスティン・ワデル[原題]THE FALL[上映時間]1時間58分。
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