男はつらいよ寅次郎 純情詩集

今日、何処かのテレビ番組で、男はつらいよシリーズ全48作を外国映画で撮るという話題を放映していたらしい。ギネスブックに次いで、寅さん世界に羽ばたけ!。(←内容不正確につき2012/3/24抹消扱いとする)
この第18作も、マドンナ母娘がクリスチャンと国際的。しかも母親の京マチ子と寅さんが、今迄のマドンナとの別れ方とは異なる別離をするので哀愁が漂う。
例によって、とらやでの食事シーン。母と娘が合掌。タコ社長は仏教式に手を合わす対比が印象に残る。
娘の檀ふみが、満男の臨時教員をした縁から生まれた食事会だったが、両親より出しゃばる寅さん。例によってケンカ&母への思慕となる。
当初、娘の方に気が行きそうだった寅さんに、「母の年齢なら」と、みんなが言った途端に現れた京マチ子だった。
「最後の晩酌」で笑わす寅さんだったが…。

「とっても聞きにくい事だけど、寅さん母を愛してた?」。「違う」。「でも母は愛してた。たとえ1ヶ月でも寅さんがそばにいてくれたこと」。檀ふみの泪に、思わず貰い涙が。
とらやの店先の向こう。赤ん坊をあやす、ねんねこ姿が懐かしい。今のお母さんはお腹であやす。
京マチ子の商売は「花屋がいいと思った」。正解だった。トラさんもそう思っていたのだった。
なんでも外国版寅さんの体型は似ているらしいが、顔はやはり外国人とか。いずれにしても、寅次郎頑張れ!。
【私の評価】可成りの意欲を感じる佳作。
【私の好み度(①好む。②好む方。③普通。④嫌な方。⑤嫌)】→②。
1976年(2012/3/22TV録画観賞=再見).日(松竹)[監督]山田洋次[撮影]高羽哲夫[音楽]山本直純[主な出演者★=好演☆=印象]☆渥美清。☆京マチ子。★檀ふみ。吉田義夫。☆倍賞千恵子。☆前田吟。三崎千恵子。太宰久雄。笠智衆。佐藤蛾次郎。[上映時間1]時44分。
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