1960年の公開洋画 My Best10
【1】
まえがき
この年、あの「ベン・ハー」を生んだアメリカ映画だった。が、それは同時にハリウッド大作の終焉を告げていたかもしれない。この年からメジャー製作の作品数は音を立てて崩れ去ってゆくから。東西冷戦に加うるに、数年後発生するヴェトナム動乱の影が忍び寄っていたからだろうか?。
ここぞとばかり胎動したのがヨーロッパ映画だったろう。映画発祥の国フランスは、電撃の如く起こったヌーヴェル・ヴァーグで斯界を席巻した感がある。正直言って個人的には余り好まぬが。
だが無視は出来ない。映画に対するある種の哲学のようなものを感じる。それは恰も絵画界に於ける写実画に対する抽象画。クラシック音楽界に於けるロマン主義に対する印象主義に見えた。
戦後、庶民の日常を描いたネオレアリズモで一世を風靡したイタリア映画も、この年は元気一杯だった。同じラテン民族のフランスに負けじというような活力を垣間見た気がする。この年のMy Best10も、上述3カ国の映画が仲良く座席を三等分している。
--------------------------------------
【2】
「鑑賞した作品」…ひとこと。
★(1次選考通過作品) ↓
↓------------------------↓-----------
★「アパートの鍵貸します」…↓…下述。
★「甘い生活」……下述。 ↓
↓「アラモ」…西部劇集大成を!の意気込み伝わる。
↓「五つの銅貨」…軽快!コルネットノ響キ大空ニ溶ケ込ミ。
↓「オーシャンと十一人の仲間」…清涼飲料ヲ飲ム心地。
★「大人は判ってくれない」……下述。
★「勝手にしやがれ」……下述。
★「刑事」……下述。
↓「恋をしましょう」…この映画のマリリン・モンローは可愛い。
★「サイコ」…下述。
★「スパルタカス」ー重厚な叙事詩。
★「スリ」(掏摸)……下述。
★「太陽がいっぱい」…下述。
↓「地底探険」…夢とロマンを掻き消されるひとときも。
★「チャップリンの独裁者」……下述。
★「渚にて」…落とすのが惜しい。ワルチング・マチルダ効果。
↓「ハバナの男」…がっちりした印象。
↓「バファロー大隊」…西部劇だが骨格は法廷映画。
★「ベン・ハー」……下述。「
★「許されざる者」…これも入れたい映画。惜しい。
↓「夜を楽しく」…何の変哲もないコメディ。
★「若者のすべて」……下述。
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【3】
1960年公開洋画 My Best10【各画像クリックで本文】
第1位
「ベン・ハー」
これぞハリウッド映画の集大成。オリジナル超えのリメイク。

第2位
「チャップリンの独裁者」
名演説なり。そは堰を切り、迫り来て、胸揺する。

第3位
「スリ」(掏摸)
暗闇に、ほんのり浮ぶ。罪を憎んで人を憎まず。

第4位
「若者のすべて」
これは、ギュウギュウ握った握り飯。

第5位
「太陽がいっぱい」
語り継がれるであろう。五たび登場するあの旋律。

第6位
「アパートの鍵貸します」
シャンペンは新しき年を言祝ぐ。アパートの鍵よ蛍の光だ。

第7位
「サイコ」
黒い血が真っ赤に見える戦慄よ。

第8位
「刑事」
慎マシヤカニ生キル人間ノ、奢レル人種ニ対スル憤怒ヲ見タ。

第9位
「甘い生活」
好ミデ無イトノ一語デ、片付ケラレヌ映画ノ不思議サ。

第10位
「大人は判ってくれない」
胸ヲ刺ス。本当ノ事ヲ言ッテモ信ジテ貰エヌ。ダカラ僕ハ嘘ヲ憑ク。

【次点】
「勝手にしやがれ」
新鮮ニ匂イマス。ゴダール監督。貴兄ハ、ジャンプ・カットノ生ミノ親。

*** F I N *** --- THE END --- +++ FINE +++
まえがき
この年、あの「ベン・ハー」を生んだアメリカ映画だった。が、それは同時にハリウッド大作の終焉を告げていたかもしれない。この年からメジャー製作の作品数は音を立てて崩れ去ってゆくから。東西冷戦に加うるに、数年後発生するヴェトナム動乱の影が忍び寄っていたからだろうか?。
ここぞとばかり胎動したのがヨーロッパ映画だったろう。映画発祥の国フランスは、電撃の如く起こったヌーヴェル・ヴァーグで斯界を席巻した感がある。正直言って個人的には余り好まぬが。
だが無視は出来ない。映画に対するある種の哲学のようなものを感じる。それは恰も絵画界に於ける写実画に対する抽象画。クラシック音楽界に於けるロマン主義に対する印象主義に見えた。
戦後、庶民の日常を描いたネオレアリズモで一世を風靡したイタリア映画も、この年は元気一杯だった。同じラテン民族のフランスに負けじというような活力を垣間見た気がする。この年のMy Best10も、上述3カ国の映画が仲良く座席を三等分している。
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【2】
「鑑賞した作品」…ひとこと。
★(1次選考通過作品) ↓
↓------------------------↓-----------
★「アパートの鍵貸します」…↓…下述。
★「甘い生活」……下述。 ↓
↓「アラモ」…西部劇集大成を!の意気込み伝わる。
↓「五つの銅貨」…軽快!コルネットノ響キ大空ニ溶ケ込ミ。
↓「オーシャンと十一人の仲間」…清涼飲料ヲ飲ム心地。
★「大人は判ってくれない」……下述。
★「勝手にしやがれ」……下述。
★「刑事」……下述。
↓「恋をしましょう」…この映画のマリリン・モンローは可愛い。
★「サイコ」…下述。
★「スパルタカス」ー重厚な叙事詩。
★「スリ」(掏摸)……下述。
★「太陽がいっぱい」…下述。
↓「地底探険」…夢とロマンを掻き消されるひとときも。
★「チャップリンの独裁者」……下述。
★「渚にて」…落とすのが惜しい。ワルチング・マチルダ効果。
↓「ハバナの男」…がっちりした印象。
↓「バファロー大隊」…西部劇だが骨格は法廷映画。
★「ベン・ハー」……下述。「
★「許されざる者」…これも入れたい映画。惜しい。
↓「夜を楽しく」…何の変哲もないコメディ。
★「若者のすべて」……下述。
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【3】
1960年公開洋画 My Best10【各画像クリックで本文】
第1位
「ベン・ハー」
これぞハリウッド映画の集大成。オリジナル超えのリメイク。

第2位
「チャップリンの独裁者」
名演説なり。そは堰を切り、迫り来て、胸揺する。

第3位
「スリ」(掏摸)
暗闇に、ほんのり浮ぶ。罪を憎んで人を憎まず。

第4位
「若者のすべて」
これは、ギュウギュウ握った握り飯。

第5位
「太陽がいっぱい」
語り継がれるであろう。五たび登場するあの旋律。

第6位
「アパートの鍵貸します」
シャンペンは新しき年を言祝ぐ。アパートの鍵よ蛍の光だ。

第7位
「サイコ」
黒い血が真っ赤に見える戦慄よ。

第8位
「刑事」
慎マシヤカニ生キル人間ノ、奢レル人種ニ対スル憤怒ヲ見タ。

第9位
「甘い生活」
好ミデ無イトノ一語デ、片付ケラレヌ映画ノ不思議サ。

第10位
「大人は判ってくれない」
胸ヲ刺ス。本当ノ事ヲ言ッテモ信ジテ貰エヌ。ダカラ僕ハ嘘ヲ憑ク。

【次点】
「勝手にしやがれ」
新鮮ニ匂イマス。ゴダール監督。貴兄ハ、ジャンプ・カットノ生ミノ親。

*** F I N *** --- THE END --- +++ FINE +++
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