男はつらいよ 寅次郎の休日
1990年公開【監督】山田洋次【出演】渥美清。夏木マリ。後藤久美子。吉岡秀隆。寺尾聡。宮崎美子(他)

前回からの路線は継承されているが、今回は‘冒頭の夢’が復活している。再見ではあるが初見に等しいほど内容を忘れている。家内は点在的ではあるが覚えていた。私の記憶力低下は顕著。映画を通じても老人呆けを防ぐ努力をして行きたいもの。
夢のシーンはお月見だった。月見も近い。先日の墓参りでは、秋本番の気配を感じた。映画の本番は、前回では予備校生だった満男が大学生になって居て、さくらを困らせている。
私の娘と孫の姿がオーバーラップする。何時の世も母と子の関係は同じなのだと。
「50円施したと思えば腹も立たねえ」という台詞が嫌に印象を刻む。最近の中国や韓国への腹立たしい思いと関係ありや?。
「忘れっぽい人だけど、女のことだけは絶対に忘れない」という台詞が、そんな思いを吹き消してくれた。
満男が唱う「♪~踊るポンポコリン~」に当時の社会情勢が蘇り懐かしい。
「満男困ったことあったら風に向かって伯父さんの名前を叫べ。伯父さん何時でも飛んでくるからな!」
寅さんの愛情が迸っていて、実に清々しい。
「人は幸せを願っている」
「幸せって何だ」
「伯父さんは幸せ?」
「さくらはどう思っているか?」
「人間って難しい」
いゃ~、ほんとうに、そう思う第43作であった。
人間関係も、国と国との関係も難しい。

前回からの路線は継承されているが、今回は‘冒頭の夢’が復活している。再見ではあるが初見に等しいほど内容を忘れている。家内は点在的ではあるが覚えていた。私の記憶力低下は顕著。映画を通じても老人呆けを防ぐ努力をして行きたいもの。
夢のシーンはお月見だった。月見も近い。先日の墓参りでは、秋本番の気配を感じた。映画の本番は、前回では予備校生だった満男が大学生になって居て、さくらを困らせている。
私の娘と孫の姿がオーバーラップする。何時の世も母と子の関係は同じなのだと。
「50円施したと思えば腹も立たねえ」という台詞が嫌に印象を刻む。最近の中国や韓国への腹立たしい思いと関係ありや?。
「忘れっぽい人だけど、女のことだけは絶対に忘れない」という台詞が、そんな思いを吹き消してくれた。
満男が唱う「♪~踊るポンポコリン~」に当時の社会情勢が蘇り懐かしい。
「満男困ったことあったら風に向かって伯父さんの名前を叫べ。伯父さん何時でも飛んでくるからな!」
寅さんの愛情が迸っていて、実に清々しい。
「人は幸せを願っている」
「幸せって何だ」
「伯父さんは幸せ?」
「さくらはどう思っているか?」
「人間って難しい」
いゃ~、ほんとうに、そう思う第43作であった。
人間関係も、国と国との関係も難しい。
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