男はつらいよ 拝啓 車寅次郎様
1994年公開[監督]山田洋次[出演]渥美清。吉岡秀隆。かたせ梨乃。牧瀬里穂(他)

冒頭近く、懐かしい風景に心が揺らぐ。アーケードが連なる歩道。あれは間違いなく上越市内。
私事で恐縮。あの時、車道は雪、雪、雪だった。寅さんの足許にも及ばぬけれど、旅先で体験した雪の新潟。
交通途絶え長逗留。雪解けの春を待ち侘びる地元の心を肌で感じたあの時だったなぁ。
曳山祭りで賑わう長浜市内が今回の寅さんと満男の主な旅先。
例によって旅の大先輩が旅の新人に、人生街道の歩み方をコーチする。
「お前も段々解って来たな」。
それが「夫婦、長い間いろいろある。お互いに努力すれば何とかなる」。という話にまで進展する。
満男は応える。
「伯父さんは他人の悲しみや寂しさを良く理解出来る人。僕は其れを知っている」。と。
それでも無論、父母の愛情一杯の許に育んできた満男には間違いない。
今は、新人のサラリーマンとして立派に成長した。
彼は家に毎月の食費代を入れている。
「はい、母さん、今月の食事代」と。
またまた私事話。当一族でも、孫娘が同じようにしている模様。
これまた満男と同じように、家の仕事は手伝わないらしいが。(笑)
平成6年公開の今回作品。
おぉッ!~ケータイが使われて居るではないか!。
「すごーい」の台詞も聞かれた。
人も物も新しいものへと、時空の流れは其の歩みを止める事は無い。
それでも満男の父、博は、「鉛筆の頭のとこ、ちょこちょこと削って名前書いたりして」と、昔を懐かしむ。
「そうだったなぁ~!」と思わず同調してしまう私が居た。
冷たげな裏日本の空に融けゆくような、マンドリンの旋律。
寅さんの声にやつれを感じる。
「あっ、しぶ柿だツ!」満男の声に、若さの台頭を感じる。
男はつらいよシリーズも、次回でいよいよ最終回を迎える。

冒頭近く、懐かしい風景に心が揺らぐ。アーケードが連なる歩道。あれは間違いなく上越市内。
私事で恐縮。あの時、車道は雪、雪、雪だった。寅さんの足許にも及ばぬけれど、旅先で体験した雪の新潟。
交通途絶え長逗留。雪解けの春を待ち侘びる地元の心を肌で感じたあの時だったなぁ。
曳山祭りで賑わう長浜市内が今回の寅さんと満男の主な旅先。
例によって旅の大先輩が旅の新人に、人生街道の歩み方をコーチする。
「お前も段々解って来たな」。
それが「夫婦、長い間いろいろある。お互いに努力すれば何とかなる」。という話にまで進展する。
満男は応える。
「伯父さんは他人の悲しみや寂しさを良く理解出来る人。僕は其れを知っている」。と。
それでも無論、父母の愛情一杯の許に育んできた満男には間違いない。
今は、新人のサラリーマンとして立派に成長した。
彼は家に毎月の食費代を入れている。
「はい、母さん、今月の食事代」と。
またまた私事話。当一族でも、孫娘が同じようにしている模様。
これまた満男と同じように、家の仕事は手伝わないらしいが。(笑)
平成6年公開の今回作品。
おぉッ!~ケータイが使われて居るではないか!。
「すごーい」の台詞も聞かれた。
人も物も新しいものへと、時空の流れは其の歩みを止める事は無い。
それでも満男の父、博は、「鉛筆の頭のとこ、ちょこちょこと削って名前書いたりして」と、昔を懐かしむ。
「そうだったなぁ~!」と思わず同調してしまう私が居た。
冷たげな裏日本の空に融けゆくような、マンドリンの旋律。
寅さんの声にやつれを感じる。
「あっ、しぶ柿だツ!」満男の声に、若さの台頭を感じる。
男はつらいよシリーズも、次回でいよいよ最終回を迎える。
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