月世界旅行
映画検定に挑戦していた頃に遭遇した或る問題を思い出す。
“宇宙ロケット打ち上げの時「10~9~8~7~~0!」と発射されるカウント・ダウン方式。これは或る映画の中でこの方式で打ち上げた事がきっかけと言われている。その映画は?。下記の中から選べ”。
(A)「月世界探検」。
(B)「月世界の女」。
(C)「月世界旅行」。
(D)「月世界征服」。
という出題であった。
(A)は多分、「H・G・ウェルズの月世界探検」のことだと思うが、この映画以外は未見。而もカウント・ダウンの是非も記憶していなかった。4択問題だから1/4の確率では当たるが、不正解だった。
今回(C)を見た。
今(2013年)から111年前の映画である。ストーリーを伴う劇映画としては、恐らく世界最古だろう。
上映時間は、15分。世界最短の劇映画でもある。
因みに私が見た最長映画は、5時間16分の「1900年」。
5時間16分-15分=5時間01分も少ない。
短編映画ながら劇映画としての体裁は完備している。
何よりも起承転結がある。
(起)=6人の月世界探検隊員がロケットに乗り込む。
大砲のような筒から打ち上げられる。これには驚愕!。
なお、カウント・ダウン方式だったかどうかは伏せる。
(承)=ロケットは月の目玉に命中!。

これが如何にもマンガチックで面白い。
子供の頃に、兎が餅をついているように見えた月を思い出す。
その月から地球を見る探検隊。
(転)=ところが、月には原住民がいた。100年以上も前の時代だからこそ成し得た想像力だろう。
戦いに負けるが、何とか月世界脱出に成功。
(結)=ロケットは地球の海に落下。帰還方法が現代とそっくりなのには驚愕。
帰国し大歓迎を受ける探検隊で映画は終わる。
もちろん無声映画だが、新たに音楽が加えられていた。
ジュール・ヴェルヌと、H・G・ウェルズの原作を、世界初のSF映画として脚本,監督,出演までしたジョルジュ・メリエスの心意気が伝わる。
今回見たのは、モノクロ版と同時に製作された着色版を修復したカラー版。その事については、同時に見た「メリエスの素晴らしき映画魔術」の中で、次回に書きたいと思っている。
“宇宙ロケット打ち上げの時「10~9~8~7~~0!」と発射されるカウント・ダウン方式。これは或る映画の中でこの方式で打ち上げた事がきっかけと言われている。その映画は?。下記の中から選べ”。
(A)「月世界探検」。
(B)「月世界の女」。
(C)「月世界旅行」。
(D)「月世界征服」。
という出題であった。
(A)は多分、「H・G・ウェルズの月世界探検」のことだと思うが、この映画以外は未見。而もカウント・ダウンの是非も記憶していなかった。4択問題だから1/4の確率では当たるが、不正解だった。
今回(C)を見た。
今(2013年)から111年前の映画である。ストーリーを伴う劇映画としては、恐らく世界最古だろう。
上映時間は、15分。世界最短の劇映画でもある。
因みに私が見た最長映画は、5時間16分の「1900年」。
5時間16分-15分=5時間01分も少ない。
短編映画ながら劇映画としての体裁は完備している。
何よりも起承転結がある。
(起)=6人の月世界探検隊員がロケットに乗り込む。
大砲のような筒から打ち上げられる。これには驚愕!。
なお、カウント・ダウン方式だったかどうかは伏せる。
(承)=ロケットは月の目玉に命中!。

これが如何にもマンガチックで面白い。
子供の頃に、兎が餅をついているように見えた月を思い出す。
その月から地球を見る探検隊。
(転)=ところが、月には原住民がいた。100年以上も前の時代だからこそ成し得た想像力だろう。
戦いに負けるが、何とか月世界脱出に成功。
(結)=ロケットは地球の海に落下。帰還方法が現代とそっくりなのには驚愕。
帰国し大歓迎を受ける探検隊で映画は終わる。
もちろん無声映画だが、新たに音楽が加えられていた。
ジュール・ヴェルヌと、H・G・ウェルズの原作を、世界初のSF映画として脚本,監督,出演までしたジョルジュ・メリエスの心意気が伝わる。
今回見たのは、モノクロ版と同時に製作された着色版を修復したカラー版。その事については、同時に見た「メリエスの素晴らしき映画魔術」の中で、次回に書きたいと思っている。