ゲゲゲの女房

TVドラマ「のんのんばあとオレ」を観てから20年経つ。境港にも旅して興味を持った水木しげる作品。「妖怪大戦争」や「ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌」を観ている。昨年のTV連ドラ「ゲゲゲの女房」も、全体としては面白かった。松阪慶子に気を使い過ぎた感は残ったけど。
テレビドラマの映画化は数多いが、見劣りするものが多い。「夢千代日記」然り。「あ、うん」然り。ダイジェスト的印象を与えるからだ。
15分×(週)6日×26週(半年)/60=39時間を2時間に圧縮するのだから無理はない。
この映画も、焦点を夫婦愛に絞っては居るものの、同じ理由で、余り冴えた出来とは思えない。もう少し明るく出来なかったか。雰囲気が少々暗い。逆に其処を狙っているかもしれぬが?。私としては減点要素となった。水木しげる作品は、暗いようで、蝋燭のような灯りを感じるからだ。
【私の評価】凡作。
【私の好み度(①好む。②好む方。③普通。④嫌な方。⑤嫌)】→②。
2010年(2011/11/20TV録画観賞=初見).日[監督]鈴木卓爾[撮影]たむらまさき[音楽]鈴木慶一[主な出演者]吹石一恵。宮藤官九郎。坂井真紀。南果歩[上映時間]1時間59分。