愛の流刑地

オープンクレジットで、原作渡辺淳一と左下部に出た。作者特有の官能探求の世界を、適役の寺島しのぶが演じている。だが、あの女性検事の存在が、この映画のレベルを1ランク下げた。古来、映画やドラマによく登場するのが、女性検事や弁護士。
現実にそんなに多く居るのかと何時も思う。常套手段とはいえ、茲でのお色気検事は酷い。巫山戯ないであの服装と言いたい。
この映画の中でも、寺島しのぶの母として登場する富司純子だが、ラストの手紙が更に1ランク下げた。演出が諄すぎるのである。
【私の評価】中の中。
【私の好み度(①好む。②好む方。③普通。④嫌な方。⑤嫌)】→④。
2006年(07公開)(2011/12/7TV録画観賞=初見).日(東宝)[監督]鶴橋康夫[撮影]村瀬清/鈴木富夫[音楽]中西匡/長谷部徹/福島祐子[主な出演者★=好演☆=印象]★寺島しのぶ。豊川悦司。☆富司純子。長谷川京子。仲村トオル。佐藤浩市。陣内孝則。浅田美代子。余貴美子。津川雅彦[上映時間]2時間5分。