Disney's クリスマス・キャロル

如何にもディズニー映画らしい、面白いファンタジーに仕上がっている。過去のクリスマスの亡霊から「素晴らしき哉、人生!」が。未来のクリスマスの亡霊からは「椿山課長の七日間」が。チラッと脳裏を過ぎった。
現在のクリスマスの亡霊が、我が子の命乞いをするスクルージに、「余分な人口が減った方がマシ」と一蹴するところが秀逸。それは傲慢だった時期のスクルージが常々口にしていた言葉だったから。
ジム・キャリーや、ゲイリー・オールドマンらが何役もこなしつつ、CGを駆使した撮影も佳良。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で、優れたSFファンタジーを撮ったロバート・ゼメキス。その才未だ衰えずの感有り。欲を言えば、極めてオーソドックスな作り。現代の息吹きを感じるような何物かを欲しかった気もする。
【私の評価】中の上。
【私の好み度(①好む。②好む方。③普通。④嫌な方。⑤嫌)】→③。
2009年(2011/12/12TV録画観賞=初見).米(ディズニー)[監督]ロバート・ゼメキス[撮影監督]ロバート・プレスリー[音楽]アラン・シルヴェストリ[主な出演者★=好演☆=印象]☆ジム・キャリー。☆ゲイリー・オールドマン。ロビン・ライト・ペン。コリン・ファース。ボブ・ホスキンス[原題]A CHRISTMAS CAROL[上映時間]1時間37分。